2018年 9月 20日 (木)

<隠蔽捜査>(TBS系)
警察版「半沢直樹」…秘密主義の巨大組織に隠された陰謀と裏切り!期待できそうな本格ミステリー

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   警察官僚ミステリーの最高傑作といわれ、「吉川英治文学新人賞」「日本推理作家協会賞」など数々の賞に輝いた今野敏の原作「隠蔽捜査」シリーズのドラマ化である。杉本哲太、古田新太の「あまちゃん」コンビがW主演する話題作だ。

   この時間枠の前回の椎名桔平主演「刑事のまなざし」も前々回の小泉孝太郎主演「名もなき毒」も主演が地味だったので、今回もどうかなとさほど期待せずに見たら面白く、期待は高まる。月曜8時はかつては「水戸黄門」など時代劇枠だったが、ここにきてようやくミステリードラマ枠として定着してきたようだ。

出てくるのはおっさんばかり…古田新太もお笑いなしのシリアス

   冬ドラマは石を投げれば警察ドラマにあたるほど、警察モノだらけだが、この「隠蔽捜査」は殺人事件や犯人逮捕ではなく、警察内部の人間関係を主軸においているので、通常の警察ドラマとは一味違う。そこがみどころだ。

   東大卒のエリート警察官僚・竜崎伸也警察庁長官官房総務課長を杉本哲太、幼馴染で同期の伊丹俊太郎警視庁刑事部長を古田が演じ、ほかにも生瀬勝久、松澤一之、安田顕、神保悟志、佐戸井けん太などなどおっさんだらけ。どこかの局のドラマのように、小娘が警部キャリアだなんだとチャラチャラするなんてことはない。古田新太が何か面白いことをやってくれるんじゃないかと思ったが、当然ながらそういう場面はなく、これじゃあ、古田を起用した意味がないのではという気もしないでもない。シリアスなドラマに仕上がっている。

もったいない!中高年男性が見られる金曜よる10時向き

   やたら緊迫感をあおり、顔のアップを多用して顔芸で競う。さらに元宝塚・麻実れいの落ち着いたナレーションなど、「半沢直樹」を意識しているのかもしれない。警察版「半沢直樹」といったところか。

   だとすれば、この時間帯ではなく、金曜10時あたりに放送したほうが、ターゲットとしている中高年の男性にも見てもらえただろうにと、少しもったいない気もする。

   第2話でSATが出てきたが、いっそ「S‐最後の警官」でSATを演じている高嶋政宏や綾野剛を出してコラボすれば面白かったのに…。ま、そういう遊び心はいっさいないところが、このドラマの魅力ということで。(月曜よる8時~)

くろうさぎ

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