<サウンドルーム>(TBS系)
モー娘。でしゃばり過ぎ!トークでも自分たちの話ばっかり…事務所の指示かな

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   中居正広とリリー・フランキーが、旬のアーティストを迎えて「音楽」を語り尽くすと銘打たれている。手練れ2人が会話をしっかり回すおかげで、ゲストがアイドルでも、テレビ慣れしていない若手アーティストでも、それなりに「観られる」。トークのテンポも、歌パートとスタジオトークとの比率も悪くない。だけど、「悪くない」だけに、かえって「語り尽くす」に値するほど深みのある歌詞って今の楽曲にないよなぁという印象を受けました、ハイ。

全員が全力相づちとガヤ芸

   この回のゲストは「モーニング娘。14」。今のモー娘。はフォーメーションダンスがウリで、昔とは一味違うぜなんて声も聞くけれど、音楽×トーク番組に来ると、強烈に昔と変わらぬグループの文化を感じます。全員が全力相づちとガヤ芸を装備しており、抜かれる気満々。往年のメンバーが歌番組に行ったら何かひと言だけでも喋ってこい、と事務所からきつく言われていたというエピソードは有名だけど、どっこい今も良い意味でぎらついている。楽曲はソチ五輪のテーマソングだ。ダンス込みで1曲がショーになっているのが今のモー娘。の楽しいところだよなと再確認した。

   続いてのゲストは「ケラケラ」。こちらの楽曲は4枚目のシングル「ひとつだけ」である。中居くんが歌詞と曲担当の男子陣をいじって軽く笑いをとったところで歌パートに移行と、非常にスムーズに流れていく。男の子が書く女の子目線の歌詞ってどうなの?という「語りつくし」要素のトークは不発だったけれど、中居くんはなんとは話を転がしていく。

もっと語ってほしい「つんくワールド」

   それにしても、モー娘。はいろんなマニュアルを持ちすぎなんだよというか、マニュアルに縛られている。自分たちの鉄板トークにもっていこうとしてフリが強引すぎる。「ラブマシーン以降に生まれた最年少メンバーの私」「顔芸が上手な私」「魔法をかけるのが特技な私」とPRするのも一人ひとりを印象付ける作戦なのか、同じ話のくりかえしである。もうちょっと司会者を信頼して任せてみてと、なんだか親御さんのように彼女たちが心配です。

   「ケラケラ」にしても、「モー娘。」にしても、歌詞が直接的だよね。誰かを好きな気持ちを表現するとき、ひと昔前なら「空模様」(情景)とか「絵文字のハートマーク」(ツール)に込めていた思いを、「大好きよ 大好きよ」と言ってしまう。身も蓋もない。

   たしかに、つんくワールドは語り尽くす意味がある。男女の心の機微を歌っていたはずなのに、突然、世界の平和を祈りだすLOVEマシーンの頃からブレていない。世界平和と私の幸せを並列で祈るぶっ飛び乙女感。彼の世界をきっちり解釈できる猛者がいたら、お目にかかりたいものです。(放送2月3日深夜11時58分~)

(ばんぶぅ)

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