2024年 4月 26日 (金)

東京・世田谷区役所近く…昭和テイストのいい飲み屋発見!ああ、今晩もまた真っ直ぐ帰れん

   あるテレビ局の玄関で深夜になると出される標語看板がある。【「まだ走っている」「もう走っている」】。「まだ(電車が)走っている」からタクシー利用は控えよう。「もう(電車が)走っている」からタクシーに乗る必要はありますか?という呼びかけ運動みたいなものだ。個人的にタクシーを使うのはいいですが、タクシー車券は使わないでね、予算厳しいんだからさ、と出入りする人全員に注意喚起をしているようだ。

   その玄関を出ると目の前にズラズラと50台以上もタクシーが停車している光景が広がる。数時間ずっと客待ちしているタクシーの運転手さんは、まさか玄関にこんな看板が出ているなんて知らないだろうなぁ。

好もしいのは「小さくて汚くて料理に定評のあるお店」

   タクシー車券はテレビ各局で違っている。深夜帯以外は車券を出さないところもいくつかあるし、その一方で降車時間も場所も利用者が自由に使えるものもある。何時に乗ってどこへ帰ろうと、常識内だったらOKというものだ。もしくは、乗車降車ともに時間と場所が決められ、記入した時間に少しでも遅れたり、別の場所で降りると怒られるところもある。この場合、怒られるのは番組プロデューサーで、利用する立場の出演者などはたまにプロデューサーからお叱りを受けたりする。

   番組収録が終わり、パァ~ッと飲みにでもいきますか!!と思ったら、「車券はいりません。自腹で飲んで帰ります」と言うのが正解だ。仕事終わりに一杯行きたいそんな時は、「もう(こんな時間なのに)やっている」と「まだ(こんな時間なのに)やっている」というような店がとっても助かる。きょうの外仕事は午後4時でおしまい。あとは自宅作業だからその前にちょっとどこかで一杯。

   そんなサーチセンサーにピピっとくるようなお店が、渋谷などでもちょっと裏通りに行くとゴロゴロある。オシャレすぎてかぶれそうになる代官山や広尾周辺でも、ちゃんと世捨て人用の小さくて汚くて、でも美味しい料理に定評がある店がいくつか暖簾を下げている。それでもっていい気持ちになり、結局タクシーに乗って帰るしかない時間になっていたりすることも多い。

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