2019年 12月 15日 (日)

安倍首相「1年後に復興実感できる」実現遠い大風呂敷…復興住宅まだ3・3%

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   東日本大震災から3年目を前に安倍首相は10日(2014年3月)に記者会見を開き、「次の3月11日こそは、もっと多くの方に新たな住まいで迎えていただきたい。これからの1年は被災地の皆さんが復興を実感できる1年にしていく」と語った。

   復興の遅れから不自由な仮設住宅で暮す人が岩手、宮城、福島の3県でまだ10万人、避難住民は26万人だ。原因は用地不足、人手不足、資材不足。復興住宅の建設は計画の3・3%しか完成していない。これがたった1年間で実現できるとはとても思えない。

福島原発「汚染水流出」コントロールどころか打つ手なし

   安倍は復興の具体的な施策を示さないまま話は飛んでしまった。「来年のゴールデンウイークまでに、常磐自動車道(埼玉県三郷市-宮城県亘理町)を全面開通する」「子どもの心のケアのために、これまで実施してきたカウンセラーを復興住宅にも巡回訪問させる」「2020年の東京五輪で東北の復興を成し遂げた姿を世界に発信していく機会にしたい」と大風呂敷を広げる。

兆しだけは…

   常磐自動車道の全面開通には、福島第1原発が近く、空間放射線量が高くて立ち入りが厳しく制限されている浪江―常磐富岡IC間を含む。汚染水垂れ流しが絶えないなかで、全面開通が可能なのかどうか。その汚染水流出について、「完全にコントロールされている」と安倍は言っていなかったか。復興の現状は、どうみても難題先送りのための方便としか受け取れない。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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