嘘っぽい向井理の元ボクサー、わざとらしい綾野剛…無理過ぎる設定「いったいどこの国のドンパチだ!」
<S-最後の警官 第9回>(TBS系)

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   初回からずっと見てきたが、仕掛けは派手でも無理がある設定である。日本にテロや銃撃戦の犯罪がそうそう起こるはずもないのに、犯人を射殺するSATや生きたまま確保するNPS隊などの、まるで犯罪都市ニューヨークやメキシコみたいなドンパチ事件が次々起きて白ける。今回は誘拐犯が巨大な地下トンネルに逃げ込んだ話。
   過去に家族が殺人の犠牲になった神御蔵一號(向井理)は犯人を生きたまま確保するNPSの隊員、そこに出向してきているSAT隊員のスナイパー蘇我伊織(綾野剛)がSATに戻る代わりに、新しく女スナイパーの林イルマ(新垣結衣)が転勤してくる。イルマは射撃の名手だが、わずかに急所を外して撃って殺さないと自慢する。
   地下トンネルに逃げ込んだ誘拐犯を確保するまでの活劇の他に、通奏低音のように過去のトラウマを背負った蘇我と神御蔵と彼の恋人・ゆづる(吹石一恵)との人間関係が描かれるのだが、イマイチもっさりした展開で没入できない。また、趣味で体を鍛えている向井のボクシングシーンが下手くそだし、3枚目風なキャラも向井に似合っていない。綾野の仏頂面もわざとらしい。
   第1回は視聴率もよかったが、回を追うごとに馬脚を現した。NPSの隊長になる大森南朋やわけありの霧山(近藤正臣)など脇役は豪華。上層部の陰謀やテロリスト正木圭吾(オダギリジョー)ら悪との対決がどうなるのか、後1回でちゃんと解決するのか心もとない。(放送2014年3月9日21時~)

(黄蘭)

採点:0.5
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