大震災をダシにノー天気な自己満足コンサート!「音楽の力」なんていう前に仮設住宅に1泊でもしてみろ
<震災から3年 明日へコンサート>(NHK総合)

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   AKB48のメンバーが被災地へド派手な服装で行く。森高千里が音程を外して持ち歌を歌う。キスマイがダンスしながら歌う。能年玲奈が東北を尋ねる。司会は中居正弘と有働由美子、生放送の1時間15分、まるで紅白歌合戦のミニ版みたいなコンサートだ。生活に困り明日の希望がよく見えない被災者の人たちが、こんなノー天気な歌番組を見て果たして本当に癒されるのか大いに疑問である。
   震災にかこつけた自己満足で、タレントを儲けさせるだけ、それとも出演料なしか。時々言い訳のように被災地から中継するが、こういう中継の実態をご存知か。東京からドドドッと一団がやってきて、地元のスタッフはほとんど下働きだけさせられ、準備に時間はかけるが放送時間はちょっと。あっというまに嵐のように去る。
   こんなコンサートに金をかけるぐらいなら、スタッフが被災地を自分たちで回れ。寒い寒い仮設住宅で、行き先の見えない日常の人たちが、こんなタレントのルンルン表情のダンスを見ると、益々落ち込むと想像できないのか。「音楽の力」などという曖昧な理由づけは、作り手側にも後ろめたさがあるからではないのか。
   見ていると猛烈に腹が立つ。東日本大震災から3年、テレビマンがアイデアに困り、歌番組でお茶を濁している典型的な番組である。震災に遭わなかった東京人から見ても腹が立ち、被災者の人たちを代弁して怒りたくなる。局員は被災地に行ってボランティアで働け。(放送2014年3月10日19時30分~)

(黄蘭)

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