2024年 4月 19日 (金)

殺人ベビーシッター物袋勇治、複数の偽名使い分け仲介サイトにうその経歴

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   預かっていた子供を死なせ放置したとして死体遺棄で逮捕されたベビーシッター物袋(もって)勇治容疑者(26)は、「遺体を放置するつもりはなかった」と容疑を否認しているが、司法解剖で男児は発見前日の16日(2014年3月)ごろに死亡、死因は窒息死であることが分かった。神奈川・磯子署は口をふさがれた可能性があると見て、殺人容疑も視野に入れて調べている。

以前にも「顔腫れ背中にあざ」で戻ってきた死亡男児

   男児の母親は「ごめんねとしか言いようがないです」と涙ながらに話すが、物袋に預けた経緯はどういうことだったのか。普段は自分の父親に預けて仕事をしていたが、父親の都合が付かないときにベビーシッターに頼んだという。

「去年、インターネットでベビーシッター(の物袋)と知り合いになって預かってもらっていました。お金のこともあって、すぐに預けられる場所もなくて利用していました。いつもは下の子(生後8か月の次男)を預けていたのですが、上の子(死亡した長男)を預けたときに顔が腫れていたり背中にアザがありました」

   不審に思った母親は物袋との契約を中止し、今回は「ヤマモト」と名乗ったベビーシッターに委託した。「預ける際に別の男性が来たので分からなかったんです。物袋容疑者がヤマモトの偽名だったと知ったのは事件のニュースを見てからで、分かっていたら預けませんでした」と話す。

   物袋は昨年3月ごろから週1回ほど保育所に勤務し、昨年11月からインターネットを通じたベビーシッターの仕事を始めている。ネットの仲介サイトに「保育経験7年で300人」とウソを記載し、「ヤマモト」のほかに複数の偽名を使い利用者を募っていた。

文   モンブラン
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