もったいない!中途半端なルーヴル案内…ミエミエの煽り、物足りないたけしと館長の対談
<ビートたけしの 超訳ルーヴル2014>(日本テレビ系)

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   日テレとルーヴル美術館とは以前から濃密な関係がある。今回はその関係を最大限に利用したバラエティ風ドキュメント。中でも埃まみれになっている「サモトラケのニケ」の修復プロジェクトのために、翼を広げた像を狭い4つのドアを通らせて修復部屋まで移動させる顛末が大仰に報告された。通れるとの計算済みのものを、さもさも不可能を可能にしたような日テレお得意の煽り方で語る。
   別のシーンは、大泉洋がレオナルド・ダ・ヴィンチの秘密の文書を見せてもらい、「モナ・リザ」をナポレオン・ボナパルトが4000エキュー(1200万円、当時)で買ったという記述に驚く。また、額縁ばかり集めた部屋に案内される。額縁だけでも物凄く価値のある歴史的遺産で、ここにある3000点の額縁の映像は世界初撮影だ。
   ビートたけしはルーヴル美術館の作品で日本人が好きなベストテンにコメントする。1位は「モナ・リザ」、2位は「ミロのヴィーナス」、3位は「民衆をみちびく自由の女神」…。それぞれウイットに富んだコメントではあるが、何となく事前に呻吟して考えた風で苦しい。たけしの毒舌は即興にこそひらめきが出る。他に井上真央や池上彰らがそれぞれのレポートをしたが、いまいちピンと来なかった。
   たけしとルーヴルの館長である考古学者のマルティネス氏との対談は、カットし過ぎで大いに物足りなかった。教養バラエティでも真面目な対談場面では据え置きカメラで全部を見せるべきだ。(放送2014年3月18日21時~)

(黄蘭)

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