2018年 9月 19日 (水)

<LEADEAS リーダーズ」>(TBS系)
さすがの見応え!トヨタ創業者「国産車を作りたい」もうそれだけで面白いゼロから立ち上げる男たち

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   トヨタ自動車創業者の豊田喜一郎をモデルに、昭和の激動の時代に国産自動車開発に人生をかけた人々を描いた。本所次郎「小説 日銀管理」「トヨタ自動車75年史」を原案に、「華麗なる一族」「官僚たちの夏」「運命の人」の脚本家橋本裕志が書き下ろした。主演は佐藤浩市。

豪華な男優たちの中で宮沢りえの圧倒的存在感

   福澤克雄ディレクター&伊與田英徳プロデューサーの「半沢直樹」チームが作った特別ドラマはさすがの力作だった。これまでにも、松下幸之助夫妻を描いた「神様の女房」(NHK)、本田宗一郎を描いた「やらまいか! 国際的な自動車メーカーを創立した男とそれを支えた妻」(NHK)など、日本の代表企業の創業者を描いたドラマはいくつかあったが、やはりこの時代のゼロから始めるものづくりの話はそれだけで面白いし、昂揚感がある。

   俳優陣もこれでもかという豪華さで、とくに「半沢直樹」で大和田常務を演じた香川照之が、今回はいいひと銀行員で出ていたが、どう見ても大和田常務にしかみえないのは、「半沢」ファンへのサービスといったところか。

   橋爪功、荻原聖人、吉田栄作、吹越満、椎名桔平など達者な役者揃いで、安心して見られた。数少ない女性陣では宮沢りえが圧倒的な存在感だ。山口智子や前田敦子はかすんで見える。「半沢」の上戸彩もそうだが、闘う男の陰に支える妻あり…というような箸休め的に女優を使うのはいかがなものか。好みの問題だろうが、山口や前田の稚拙な演技は本格ドラマに水を差していたように思えた。

最後に「クラウン」「プリウス」の車名登場はご愛嬌

   「半沢直樹」の成功で男のドラマには勝算ありと踏んで、トヨタのドラマを作るなんてTBSもなかなかやる。1年に1本でもこういう見応えのある骨太ドラマを作ってくれれば、連ドラが多少しょぼくても大目に見ることができる。

   関東地区の視聴率は前篇13.7%、後編15.4%だが、トヨタの地元である名古屋地区は20・3%と22・2%と軽く20%の大台を超えた。

   ドラマでは、トヨタではなくアイチ自動車と架空の社名を名乗りながら、ドラマの最後で「クラウン」「プリウス」の車名が当たり前のように出していた。スポンサーにトヨタの名前はなかったが、ここまで宣伝してもらえればトヨタも満足だろう。(放送3月22日、23日よる9時~)

くろうさぎ

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