袴田事件「再審開始」証拠捏造捜査員の責任問えないのか?時効の壁

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   いわゆる袴田事件では、被告有罪の決め手となったシャツやズボンなど「5点の衣類」のDNA鑑定結果などを踏まえて、静岡地裁は再審開始を決定した。「死刑囚」を48年ぶりに釈放し、さらに「5点の衣類」証拠が捜査機関によって捏造された可能性にまで言及したのである。

1年後にみそ貯蔵タンクの中から突然出てきた「犯人の着衣」

   この事件は1966年にみそ製造会社の専務と家族3人が自宅で殺されたもので、みそ会社の工場で働いていた袴田巌氏が逮捕、起訴された。事件から約1年後の裁判中に、工場のみそ貯蔵タンクから犯人が犯行時に着ていたと思しき、血痕つきの衣類が「発見」され、判決では被告が犯行時に着ていたものと認められた。

断罪されるべき

   ところが、弁護側が同じタイプの衣類を半年間みそに漬け込む実験をしたところ、衣類は証拠品とは比べものにならないほど黒く変色し、血痕などは容易に見分けられないほどであった。さらに、最新のDNA鑑定では、被害者も袴田氏のものも検出されなかったという。

   赤江珠緒キャスター「証拠に捏造があったなら、ほんとに許されないこと」

   長島一茂(スポーツキャスター)「誰がやったかわからないが、いまから断罪されることはあるんですか」

   これについて、大沢孝征弁護士は「すでに時効になっており、捜査官の刑事責任を追及することはできない」という。

文   ボンド柳生 | 似顔絵 池田マコト
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