岡田准一の影が薄い!描き方次第で面白くなる戦国裏面史…黒田官兵衛もっと動かせ
<軍師官兵衛 第13回「小寺はまだか」>(NHK総合)

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   視聴率14パーセント近辺をウロウロしていて、相変わらずドンとブレークしない大河ドラマ「軍師官兵衛」だが、戦国時代は話題が豊富な上に、切ったハッタの活劇や日本人なら皆が知っている織田信長や豊臣秀吉などが準主役で出てくるので、今のところもっている。但し、黒田官兵衛は地味だし、演じる岡田准一も超地味。
   この日は官兵衛の主筋にあたる小寺政職(片岡鶴太郎)が、播磨に来た秀吉に謁見しに来ないので官兵衛が苦労する話だ。秀吉はイライラして「まだかまだか」と機嫌が悪い。小寺政職は仮病を使って現れない。多彩な俳優陣の中で、主役の岡田准一は影が薄いが、片岡演じる小寺は赤鼻をうごめかして、病弱の息子を人質にも差し出さず、こすからく知恵を巡らせて乱世を生きる小者の悲哀をよく体現している。秀吉の竹中直人、信長の江口洋介もそこそこいい。
   前川洋一の脚本は「羹に懲りて膾を吹き」、「平清盛」や「八重の桜」の時のように、同時代の有名人たちの動向に話を振り過ぎず、しっかりと官兵衛を軸に回っているので筋が分かりやすい。官兵衛が軍師として頭角を現すところは、いままで歴史の表舞台で語られていたものの、いわば裏面史にもなるわけだから、描き方次第でうんと面白くもなる。逆もあるので要注意、官兵衛をもっと動かせ。
   女優陣では、おね(黒木瞳)や光(中谷美紀)やお濃(内田有紀)やお紺(高岡早紀)ら、いずれも刺身のツマ程度である。(放送2014年3月30日20時~)

(黄蘭)

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