「アフガニスタン」大統領選きっかけに内戦勃発!?息吹き返す原理主義過激派タリバン

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   アフガン戦争で13年前にアメリカによって組織壊滅を宣言されたアフガニスタンのイスラム教原理主義過激派・タリバンが息を吹き返し、この4月5日(2014年)に行われたアフガニスタン大統領選挙の結果に大きな脅威となっている。キャスターの国谷裕子は「アフガニスタン復興で国際社会からは約4兆円の資金が融通されました。日本も5000億円を出資しています。しかし、アフガニスタン情勢はより混迷を深め、今回の選挙結果で信頼できる国になれるのか、それとも、信頼できないかの岐路に立たされています」という。

選挙関係者へのテロや住民恫喝「投票所に行ったら命落とす」

   初めて選挙で投票するという19歳の女性は、「この1票が私たちの将来を決めます。女性の権利を保証してくれる候補者に投票しようと思います」と語った。ところが、タリバンは選挙妨害を公然と宣言し、選挙関係者へのテロや攻撃を繰り返えしたり、投票所に行けば命を落とすという脅迫状を市民に送ったりした。アフガニスタンで取材を続ける津田記者は「たしかに前回の選挙よりも多くの人が足を運んでいますが、タリバンの脅威があり投票所の約1割が閉鎖されています。また、投票券が不正に売買されていたり、有権者よりも多い投票券が出されていたなど、今後に混乱が起きるかも知れない問題が発覚しています」と伝えた。

   日本エネルギー経済研究所の田中浩一郎・中東研究センター長は八方ふさがりのアフガニスタン情勢をこう解説する。「アフガン戦争の時に国際社会は対応を間違えたと思います。当時のアルカイダ政権もアフガニスタン国民が選んだという印象を与えてしまいました。アフガン再生には時間がかかります。その間、先進国である欧米諸国がどう見守っていくのか、どのような援助の手を差し伸べるかが大きなカギとなるでしょう」

   内戦が再び激化する可能性は高い。

ナオジン

NHKクローズアップ現代(2014年4月7日放送「命を懸けた一票~混迷のアフガニスタン~」)

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