カラッと明るい「おしん」か!?これなら現代っ子にもOK…見どころは時代考証しっかりやってる衣装
<花子とアン 第1回~第8回>(NHK総合)

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   極貧の小作人の娘に生まれた主人公といえば、「あの夢よもう1度」とNHKスタッフが考えたかどうかは知らないが、「おしん」そっくりの出だしだ。甲府の貧しい小作人の家に生まれたはな(吉高由里子、子役時代・山田望叶)は、知識欲旺盛で、文盲の母親・ふじ(室井滋)や祖父・周造(石橋蓮司)、出稼ぎの父・安東吉平(伊原剛志)や兄弟たちと暮らす中でも、本を読みたいと目を輝かす。
   吉平が東京の給費女学校の話を聞きつけてきて、はなの10歳になるのを待って、学資免除、寮生活の修和女学校に入ることになる。修和女学校はカナダのミッションスクールの経営で、英語で挨拶、躾けも厳しく、良家の子女が通うお嬢様学校。目下、はなはカルチャーショックの毎日だ。よくある典型的な明治物の展開である。
   子役の山田望叶はギョロ眼で意志の強そうな子供、「おしん」のような泣き節ではなく、どこかカラッと明るい(脚本・中園ミホ)ので、現代っ子たちには受けるような気がする。初老になったはなのシーンがちょっとだけ出てきたが、吉高の本格登場は次週以後だ。
   「赤毛のアン」を翻訳した村岡花子は昭和20年代から有名で、モデルの東洋英和女学校の寄宿舎で生活していたそうだから、「ごちそうさん」のような出鱈目時代考証にはならないと期待できる。衣装係がアンティークな柄や素材の出演者用衣装を集めるのに苦労をしているそうだから、華やかな時代物の着物が見所になるかも。(放送2014年3月31日~4月8日8時)

(黄蘭)

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