2018年 12月 19日 (水)

上野樹里なかなか様になってる女医版「半沢直樹」―外科医は3人殺して一人前って案外ホントかも
<アリスの棘 第1回>(TBS系)

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    「のだめカンタービレ」のあのキャピキャピ嬢ちゃんが消化器外科の若き女医・水野明日美(上野樹里)だって。大丈夫かぁ?と、眉に唾をつけながら第1回を恐る恐る見たら、あらら、びっくり、結構さまになっていた。しかも、1発目にやっつけるのが、野心満々で教授の座も狙っている外科医師の伊達(藤原紀香)で、伊達は15年前に明日美の父親を、未熟な技術で手術して死なせた本人。
    「外科医は3人殺して1人前」とうそぶく伊達を許せない明日美は、脅して手なずけた看護師長を使って復讐開始なのだが、同局の「半沢直樹」が銀行における亡き父の復讐譚であったのに対し、今回は医者の世界での女版だ。紀香が肉感的な肢体をもった女医に扮して久しぶりの特別出演。柳の下の2匹目のドジョウ狙いである。
    仕掛けがこれだけ分っているのに、つい見てしまったのは、病院内での群像の描き方がスマートで、女医の心理がこじつけではないこと。現実世界でも目まぐるしいスピードで医療技術が進歩する時代に、最先端の大学病院では、ひょっとしたら伊達のように、患者が一種のモルモットにされているのではないかと、われわれ患者の家族側に疑念があることもベースにある。
   疑問点は、明日美が医者の免許を取り、当病院に新人医師として赴任する間の15年間も、かつての執刀医たちが同じ病院に勤務している確率は多くないはずで、考えれば「ありえねー」と言いたいが、この辺はパスする。(放送2014年4月11日22時~)

(黄蘭)

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