2019年 5月 21日 (火)

ユニクロ「障がい者社員パワハラ」訴訟!店長にいじめられ仕事なく1年近く給料ゼロ

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   『週刊文春』のユニクロ批判が止まらない。今週は障がい者社員のいじめ・パワハラを告発している。ユニクロは2001年に1店舗あたり1人の障がい者を採用するという目標を掲げ、積極的に障がい者雇用を進めてきて、現在1000人以上の障がい者が働いているそうだ。そのため、ユニクロは「障害者雇用のフロントランナー」と呼ばれているという。

<厚生労働省によると、同社の障がい者雇用率は六・六四%(十三年六月)。従業員五千人以上の企業ではトップの座にある。民間企業の法定雇用率が二・〇%であるのと比べると、六%台の障がい者雇用率というのはずば抜けて高いことがわかる>(週刊文春)

   しかし、雇われている障がい者の声に耳を傾けてみると、同社が掲げる『看板』とはほど遠い実例が複数あることがわかってきたという。障がい者手帳B1級を持つ自閉症の石尾辰道さん(48・仮名)は、中部地方のユニクロの店舗で働きはじめて8年になる。雇用形態は半年で契約を更新する「準社員」で、1週間の労働時間は30時間だった。石尾さんは7年間にわたり契約を12回更新してきた。仕事の内容はバックヤードでの品出し、ハンガー掛けなどだったという。

   だが、昨年6月以降、石尾さんはユニクロに在籍していながら、店舗のシフトから外されたため働けず、給与も支払われていない。そんな状態が1年近くも続いているそうである。

   石尾さんによると、2012年3月にN店長が来てから仕事の内容が大変になり、いじめも受けるようになったという。N店長や後任のM店長から何度も「次の更新はないからな」などといわれるようになり、とても嫌な思いをしたという。そのため、石尾さんはユニクロに地位保全などを求める訴訟を準備しているそうだが、陳述書にはこんなくだりが出てくる。

<私の様子をじっと見て回るスタッフがいて、あらを指摘されることが増えました。「仕事がのろい」「仕事ができない」などと怒鳴られる事も増え、分からない仕事のやり方をMさんに聞いた時などは「何でそんな事いちいち聞く!?」と、フィッティングルームのお客様に聞こえるような声で怒鳴られた事もあります>

   自主退職を迫るユニクロに対して、石尾さん側は弁護士を立てて訴訟の準備を始めたが、そのことで事態が変化したという。石尾さんの家族とユニクロの人事担当者、M店長とで話し合いがもたれ、この席でユニクロの人事担当者は、石尾さんが他店舗へ異動する折衷案を持ち出してきたそうだ。<そもそも最初に「お客の迷惑になる」として自主退職を勧めておきながら他店舗への異動を打診するなど、ユニクロ側の主張は根本から矛盾している>(週刊文春)

   弁護士は石尾さんの障がいを考えると他の店舗への通勤はほとんど不可能だという。石尾さんの家族が民事訴訟を行うのは、今後、同社の障がい者雇用が改善する礎になればとの思いからであるという。

   これまでもこうしたケースはあったが、障がい者雇用に詳しい弁護士によると、家族の側に障がい者の子供を雇ってもらっているという引け目や、事を荒立てたくないという気持ちが強く働くから、なかなか表面化しないという。

   ところで、企業は障がい者を雇用する際、厚生労働省から各種助成金を受けることができる。<ファーストリテイリングも厚労省も、これまでどれだけ助成金が支払われたのかについて、情報開示を拒んでいる。しかし仮に一人につき五十万円が支払われ、一千人以上の障害者を雇用しているとするなら、同社は五億円超の助成金を受け取っていることになる。ユニクロにはその分、健常者を雇う時以上の責任が求められるはずなのだが……>(週刊文春)

   ファーストリテイリングに質問状を送ったが、コーポレート広報部の古川啓滋部長は「取材対応ならびにご質問への回答は控えさせていただきたく存じますと」回答してきたという。

   非正規社員1万6000人の正社員化や障がい者雇用の促進を声高にいうユニクロ柳井正社長だが、その実態が「ブラック企業隠し」であるとしたら、ユニクロのブランドも色あせてしまう。ここは柳井社長自ら週刊文春のインタビューに答えて、疑惑を『晴らす』しかないと思うが。

「フライデー」にお堅い硬派記事いらない!井上真央・松本潤「密会」スクープ惜しかったねえ

   「イースト・プレス」という出版社をご存じだろうか。中堅出版社で、元光文社にいた小林茂氏が立ち上げたものだ。小林社長とは昔からの知り合いで、お互い酒好きで、ときどき会っては呑んでいた。昼間は超ワンマン経営者だったが、夜の顔は話し好きで粋な素敵な人だった。

   その小林社長が今年(2014年)に入って倒れ、仕事に復帰できなくなってしまった。私より年下だから本人も無念なことであろう。次の社長には小林社長の娘・永田和泉さんが就任したという「挨拶状」が届いた。厳しい出版界だが、健闘を祈りたい。

   このところ『フライデー』を取り上げることがほとんどなくなってしまった。OBとしては毎週気にかけているのだが、どうも手に取る気がしないのは残念である。今の編集長とは一緒に仕事をしたことがあるが、軟派記事に強いフライデー向きの人間だが、そのいいところが生かされていないことが気になる。

   だいぶ前になるが、読売新聞社で出していた『週刊読売』という週刊誌があった。失礼だと思ったが、あるところで「日本一おもしろくない週刊誌・週刊読売の研究」というのをやったことがある。そこで「私にやらせたら3か月で部数を20万部増やしてみせる」と書いたら、旧知の読売新聞幹部から接触があり、一夕「秘策」を話したことがある。残念ながらそれは生かされず、何度かリニューアルしたが休刊してしまった。そうならないように、フライデーの今週号を例にとって私の意見を書いてみたい。

   表紙は小嶋陽菜というコらしいが、なかなか色っぽい。AV嬢かなにかだと思ったら、AKB48のビジュアルナンバー1なんだそうだ。失礼! カラーの2本目に「巨人の坂本勇人と熱愛中」だと自分のところで報じた体操選手・田中理恵の元カレとのアツアツ写真が載っている。26歳にもなる田中だから、一つや二つ浮いた話があっても当然だろうが、この写真を見た坂本が何と思うか。ちと可哀想な気もする。

   ネームバリューでいえば井上真央と嵐の松本潤の「密会」のほうがあると思うのだが、表紙の扱いも小さいのはなぜか。読んでみたら、深夜の密会までは追いかけたが、その後、井上は自宅に帰ってしまったそうだ。噂通り、二人が人目を忍んで会っていることは確かなようだが、それ以上は確認できていない。だから小さいのね。了解!

   いつも新聞広告を見て不思議に思うのだが、毎週右のトップに硬派記事を出すのはなぜなのだろう。今週も本文ページのトップは「オバマ大統領と安倍首相 笑顔の裏で『互いのここを信じない』」であるが、とりたててフライデーらしい情報も写真もない。次も韓国船が沈没した記事だが、写真は共同通信と時事通信からのものである。こうした事故や事件にいまやカメラマンを派遣しないのであろう。写真が命の写真誌の写真が「借り写真」では寂しい。NHK籾井会長が料亭から出てきたところを撮っているが、失礼だが「ただ撮りました」というだけの写真では……。

   積水ハウスの新築マンション手抜き工事告発記事は、写真はともかく、評価したい。それと銀座の有名ママで1億7000万円を脱税した佐藤成子(69)をバッチリ撮って、彼女が08年にも2億4000万円を脱税した罪で在宅起訴され、有罪判決を受けているので、今回は実刑を免れないという記事にも拍手。恐れ入ったババ・ママだね。

   合併号だからか、「袋とじ」は3本と大奮発。ミス東スポグランプリの木嶋のりこ、創刊30周年記念特別企画(そうかあ、30年も経つんだ)、大女優たちの「歴史的SEXY写真」、それと「サンデージャポン」やらでお馴染みだそうだが「尾台あけみ 奇跡のヘアヌード」だが、57歳のヘアヌードって見たいかね? 私は開かずに次へ行く。岩手県で17歳の少女を殺害したとして全国に指名手配されている容疑者の父親が、息子が犯人と断定され、名誉を毀損されたとして、国と岩手県を相手に損害賠償を求めているが、この事件たしかに謎が多く不可解な事件である。

   憲法九条をノーベル賞の正式候補としてノミネートさせることに尽力した神奈川県の主婦の写真と記事だが、写真はもっと工夫してほしかったね。

   化粧品会社の会長から8億円借りたことがばれて党首を辞任した渡辺喜美とその妻・まゆみが、初めてカネを受け取った直後に、その会社のカタログに登場してPRしていたという記事も評価したいが、いくら何でも遅すぎた。

   美人スイマーの寺川綾と夫の「恋人時代の大胆キス」というのも首を傾げる。いまさらだし、左側の居酒屋での飲み会での「隠れキス」写真は以前フライデーに載せたものではなかったか?

   よくわからないのが巻末のカラーグラビア「動物たちの一生懸命交尾10態」。微笑ましいが、何も貴重なカラーを使ってやらなくてもいいのでは……。

   一番よかったのは巻末の「突撃! 噂の行列メシ」だ。東京・本所吾妻橋「野口鮮魚店」の海鮮ちらし(上)は見事なマグロやウニがたっぷりのっていて1544円だそうだ。私の両親の住んでいたところだから、今度、墓参りの帰りにでも寄ってみよう。

   とまあ、見てきたが、これで420円(合併号)は高いのではないか。何度も言うようだが、驚きのある写真がほとんどないし、フライデーで小難しい政治や外交の話を読みたいとは、読者の多くが思わないのではないか。編集長!早めの手直しが必要だと、老OBは思う。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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