謎の組織タカラヅカ!男役頂点めざす女たちの確執、高揚、挫折…過酷な花園ピラミッド
<NHKスペシャル トップはこうして作られる・宝塚100年」(NHK総合)

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   宝塚歌劇団が100年を迎え様々な公演が続いている。筆者も青山劇場での「ベルサイユのばら」のチケットを買ってある。このNスペでは、日頃秘密のベールに包まれている花・月・雪・星・宙組の5人のトップたちに密着して、稽古の模様や卒業間際の表情などを詳しく撮った。中には、近年で倍率が48人に1人と最も高かった年に、首席で宝塚音楽学校に入学し、そのまま首席を維持して卒業した蘭寿とむのような大秀才トップもいる。彼女はもう卒業である。
   同じ組で精進してトップになる人、組替えを次々しながら17年もかけてやっとトップになる人、色々であるが、トップになったと思ったら、たちまち引退させられたケースもあり、外から見ていると入るのは超難しいのに追い出される過酷さでとても花園とは言えない謎の組織でもある。かつて愛華みれが人気のあるトップだった時、準トップの匠ひびきは長年、№2に甘んじていた。愛華が取れて、やっと匠がトップになったと思ったら、その披露公演が即、匠の引退公演になり、何という非情な劇団かと筆者は憤慨したものだった。このドキュメントを見ても、どういうルールで昇進や引退が決められるのかよくわからなかった。劇団が教えないのか。
   だが、先輩の榛名由梨が後輩をしごく場面のように、100年も続いた女の園の魅力の一端は十分に伝わってきたし、トップ夫々が流石と思える魅力の持ち主だとわかって益々興味がわいたのである。(放送2014年5月4日21時~)

(黄蘭)

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