2024年 3月 29日 (金)

「人口過密の東京で出会えなければ、もう出会えない」雑誌アンアンの名言に焦りまくる女たち

   2014年になって4か月余り。日々淡々と過ぎていったんだと、萌える新緑を眺めて溜息一つ。そんなおばさんを軽やかに小学生の女の子たちが追い抜いていく。「ありのままで~」と歌いながら。そう、「アナと雪の女王」の歌をみんなで楽しげに合唱していたのだ。「うわ、ガキがマジで歌ってるよ」と驚いて声に出してしまったおばさんの私。キッと鋭いまなざしの少女たちに一斉に振り返えられた。そりゃそうだ、驚いたのはきっと向こうだろうから。

「アナと雪の女王」ブーム…恋愛も巧みに仕掛けホームランといきたいが…

   アカデミー賞発表があった3か月前、アナと雪の女王がここまでヒットするとは誰が思っただろうか。その時は日本では最後の宮崎作品「風立ちぬ」の賞レースが注目され、ディズニーの新作はそこまで注目はされていなかった。対抗馬情報として、前評判が高くかなり、有力候補だとは伝えられていた。そして、あの歌も授賞式で披露された。

   けれど、当時は受賞を逃した宮崎作品への肩入れ報道だったし、アナに関しては日本人の心にかすりもしなかったと思う。それが今やこの大ヒット。チケットが取れない合唱上映会まで誕生したとメディアは騒いでいるが、その戦略が当たったのか、子供が歌を歌っているというのは間違いなくヒットを越えてブームを作り出したと言える。

   芸人の一発ギャグを子供たちがマネするよりも、それは長生きするに違いない。テレビで垂れ流されるギャグではなく、映画はわざわざ映画館に行って、子供だろうが1000円支払わないと見ることができない。それだけの労力と時間とお金をかけてもらって子供たちにヒットしているのは、本当にスゴイことだ。期待を大きく越えて大ヒット、ホームランを打つとは想像もしていなかった。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中