「科捜研の女」男性版は大失敗!屁理屈まみれの展開、杜撰な人物描写…北村一輝、和久井映見も説得力なし
<ホワイト・ラボ~警視庁特別科学捜査班~ 第4回」(TBS系)

印刷

   まあ、沢口靖子がやっている科捜研の男版だわね。こちらは濃い顔の北村一輝が、少々偏屈の凝り性科学者に扮して事件の真相を突き止めるというパターン。今回は連続猟奇殺人事件の犯人として拘置所に入れられていた男が、冤罪の判定で釈放された後で、またもや事件が起こり、最後は彼も死んでしまう話である。警察もののアイデアが出尽くした感があり、無理やり変化球を作っているようだ。
   一ノ瀬総士(北村一輝)は5年前の連続殺人事件で唯一意識不明だが生き残っている牧野弘枝が、脳の中は死んでいないと信じて、色々調べる。当時事件を担当した神山(和久井映見)も冤罪の主の野島を疑っているので、弘枝に野島の写真を見せたら、脳の中に「はい」と肯定する反応が現われた。その結果、弘枝の娘のゆいが、野島を問い詰めに行って、結局は野島が自殺したのだと判明する。
   屁理屈まみれの展開の上に、説得力にも乏しい物語展開だ。情報誌には「ラボを埋め尽くす機材は総額4億円超え!」と宣伝してあるが、機材が如何に豪華でも、肝心の事件そのものにリアリティがなく、登場人物たちに説得力がないとドラマは生きてこない。この解決方法は冤罪だとされ釈放を勝ち取った犯人が、己の首を掻き切って自殺するなんてありえない気がするし、弘枝の夫の描き方も、コロッと変わったりして意味不明。つまり、人間が描けぬ脚本だ。事件の意外性を追求するあまり、人物の描写が杜撰になった典型だ。(放送2014年5月5日20時~)

(黄蘭)

採点:0
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter

このエントリーはコメント・口コミ受付を終了しました。

お知らせ

注目情報PR
追悼
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中