化け姿で魅せた小栗旬、女っぽくない未亡人・天海祐希…色恋なしはちともったいない!リキ入ってた読売テレビ55周年ドラマ
<お家さん>(日本テレビ系)

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   鈴木商店の成功物語はたしか教科書でも習ったような気がする。元々は小さな砂糖問屋だった神戸の鈴木商店を、世界に冠たる総合商社にまで大きくしたのは、主人・岩治郎の死後、番頭の金子直吉(小栗旬)と一緒に頑張った未亡人のよね(天海祐希)のコンビが機能したからである。高知のド貧民だった直吉に天才的な商才があり、それを見込んで再び番頭として雇い入れた「お家さん」、即ち、よねの慧眼があったからという話である。
   もじゃもじゃ頭の丁稚奉公時代の直吉、再登場ですっきりと5分刈りにした番頭時代の直吉、洋服姿になって長い脚で闊歩するビジネスマンの直吉。いずれも小栗旬の化け姿には存在感とエネルギーが溢れている。女っぽくない「お家さん」の天海との距離感は悪くないが、如何に歳の差があったとしても、出来ればいささかでも男と女の感情が存在したと匂わせてもらいたかった気もする。無理か。
   天海は宝塚歌劇100年にも参加せず、テレビや舞台で生きてゆく覚悟をもっているように見える。当作品のような、颯爽たるOLドラマとは一味違った時代物だとどうなることかと懸念したが、あまり違和感はなかった。脇の人物、女中頭のイシ(泉ピン子)や岩治郎が妾に産ませた女の子・千(相武紗季)、台湾で直吉が世話になる政界の大物・後藤新平(伊東四朗)など、豪華な布陣で、読売テレビ開局55周年のリキの入れ方が窺がえた。数字もまあまあだ。(放送2014年5月9日21時~)

(黄蘭)

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