やっぱり美人じゃダメだった!?仲間由紀恵の森光子…庶民性、ちょっと下品感じられず熱演も空振り!でんぐり返し ご苦労様
<森光子を生きた女~日本一愛されたお母さんは、日本一寂しい女だった~>(フジテレビ系)

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   そもそもこのドラマの企画を知った時、あの森光子を仲間由紀恵が演じることに違和感があった。われわれ関東人から見れば、森光子は根っからの関西お笑い出身の人で、正統派の女優という認識ではない。妾腹の芸者の子であることと関係があるのかどうか何とも言えないが、大女優と呼ばれるには品がなかったし、菊田一夫の贔屓で板の上の主演女優にはなったが、典雅なスターではなかった。
   だから、生まれついての美人女優である仲間由紀恵では、森光子の庶民性やどこかに感じられる下品さが出せないだろうと思ったのである。案の定、ぴったり来なかった。仲間はそこそこ熱演ではあったが。有名なディレクターの岡本愛彦(藤木直人)との結婚と離婚話は、当時のワイドショーネタ以上のものはなく、脚本で物足りなかったのは、岡本が光子の前から去ってゆく理由が、さっぱり描かれていなかった点だ。唐突に「好きな人がいる」と言っても、全然説得力がない。男の嫉妬かと勝手に忖度したけれども。
   「放浪記」での林芙美子の有名なでんぐり返しがなかなかできなくて、光子に冷たい目をやる演劇仲間が、最後にでんぐり返しを上手に演じた光子に、思わず拍手喝采するシーンは面白かった。また、石坂浩二扮する菊田一夫はよく似ていて笑えた。終戦直後からテレビ草創期までの時代の風俗はよくでていたし、侘しげな放送局の受付とベンチなどもリアリティはあった。視聴率はたったの7.8%。(放送2014年5月9日21時~)

(黄蘭)

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