何にもないのに観光客がやってくる高知・黒潮町!ホエールウォッチング、体験民宿、砂浜に翻る1000枚以上のTシャツ…

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   人口1200人の黒潮町(高知県)は東に坂本竜馬の桂浜、西に四万十川の観光地に挟まれ、観光客が素通りしてしまう過疎と高齢化の町だった。ところが、近年、人口の50倍の観光客が押し寄せる人気となっている。何が魅力なのか。ホエールウォッチング、砂浜には広がる見渡す限りのTシャツがたなびく。泊り客が晩ごはんを作る体験民宿…。「『JAPA』なび」コーナーで出かけた敦士(俳優)は「人も場所も想像を絶する不思議なパワーがある町でした」と報告した。

民宿のおかみさん「庭で玉ねぎ抜いてきて、終わったらカツオの藁焼き」

   「ホテルありませんか」と聞く敦士に、明神みやさんは「ないいけれど、5軒の漁師の家は泊まれるよ」と案内してくれる。カツオ漁師の明神喜久生さんと奥さんのみやさんの自宅だった。喜久生さんと談笑していると、みやさんが「敦士君、前の畑で玉ネギとネギ抜いて。切って」と声をかける。体験型民宿と称していて、晩の食事は泊り客が作る。

「終わったらお風呂を洗って水張って、父さんはせっかちだから早くして」

   敦士が風呂を洗いながらぼやく。「始めてあった人の家の風呂を洗うとはなあ」

   晩ごはんのおかずはカツオの藁焼きだ。

「エプロン貸すから、父さんと焼いて」

   夜6時半、次々と親戚の人が自慢の料理を持ってやって来る。大宴会は夜中近くの11時まで続いた。翌朝5時、みやさんは敦士に持たせるお弁当の卵焼きを作り始めた。

クジラと出合う確率85%!地元漁師が漁船で案内

   黒潮町の浜には1222枚のTシャツが風に揺れている。思い思いのデザインや絵が描かれた「砂浜美術館」だ。一番の楽しみ方は「砂浜に寝て、白いシャツと青い空を見上げて、海の音を聞くことです」と美術館スタッフの西村優美さんはいう。

   沖にはクジラもやってくる。見物は地元の漁船にのって、ガイドは漁船の漁師たちだ。クジラを見つける確率は85%で、漁師たちは普段から無線で連絡を取り合っているので、遭遇するチャンスは多い。イルカの大群に出合うことも多い。しかし、敦士はこの日は空振りだった。「悔しい。必ずまた来ます」

(磯G)

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