2018年 9月 19日 (水)

<死神くん>(テレビ朝日系)
大野智はまり役!「幸せな死」迎えさせようと奮闘…新人死神にホロリさせられる大人のファンタジー

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「おめでとうございます!お迎えにあがりました」

   ブラックスーツに蝶ネクタイ姿の新米死神の死神くん。漫画チックなお話だが、これが案外、泣かされる。ハートフルなブラックファンタジーだ。

   主人公の「死神くん」こと死神413号を演じるのは嵐の大野智だ。真面目なんだけど、どこかとぼけた感じの大野にぴったりの役がまわって来たという感じである。その昔、「怪物くん」を演じていたけど、この「死神くん」もなかなかのハマり役といえる。

「死は運命で決まっているが、生は決まってない」

   えんどコイチの幻の名作といわれる漫画「死神くん」を原作に、「官僚たちの夏」「運命の人」「LEADERS リーダーズ」の橋本裕志が脚本を手がけ、映画「リング」「クロユリ団地」など数々のホラー映画の巨匠・中田秀夫が監督をつとめて本格ドラマに仕上げている。

   出演者も大野以下、冥界の主任が松重豊、死神くんの監視役の監視官が桐谷美玲で、毎回、死神くんを罵倒するところがツボだ。3話からは死神くんの商売仇的存在、悪魔(菅田将暉)が登場した。人間の願いを3つかなえる代わりに、霊界に送るはずの魂を横取りしようとするのだが、死神くんはその悪魔から人間を守り、予定通り霊界に魂を送り込もうと奮闘する。まだ新米なので、いろんなところが未熟だが、その分『いい人』で、死を宣告された人たちの幸せを願うピュアな心の持ち主なのだ。

   「死は運命で決まっているが、生は決まってない。人生をどう生きるかは自分次第なんだ」などと説教する死神くんの言葉にはじーんとくる。

落語「死神」のひねりもあって笑える

   第3話で冥界の主任に連れられて大量のロウソクがゆらめく洞窟に入り、「お前のロウソクはこれだ」とかなり短くなったロウソクを指して言われ、「このロウソクが消えたら、お前の寿命は終わり」などと、あきらかに落語の「死神」を踏襲した場面もあり、なかなか侮れない。1話完結でゲストも意外と豪華。金曜の夜は大人のファンタジーでこころのチャージを。<金曜よる11時15分~>

<くろうさぎ>

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