洒落者・渡部篤郎オヤジ刑事と野暮天・佐藤健…犬猿だけど「あ・うん」!コミカルな新コンビ楽しみ
<ビター・ブラッド~最悪で最強の親子刑事 第1回~第6回>(フジテレビ系)

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   親が離婚して疎遠になっていた父親・島尾明村(渡部篤郎)と一緒に行動するバディになった銀座署刑事課の新人・佐原夏輝(佐藤健)は、純情な刑事だが島尾とは犬猿の仲。島尾はオシャレで高級スーツを着込みハンサムだが、佐原は無頓着で通勤は自転車。この2人が難事件に挑む。6回は刑事課長(高橋克実)が刺されて瀕死の状態で、その部下たる鍵山班の刑事たちが容疑者にされる話だ。
   筋はどうでもいい。このドラマのミソは島尾と佐原が血のつながった親子ゆえに反発しつつも、どこか「あ・うん」の呼吸で分かり合えるところ。捜査に出歩く最中でも口喧嘩が絶えないのにじゃれ合っているように見えるコミカルな部分が心地よい。佐藤健は一本調子だが、芸達者の渡部篤郎が絶妙で、若者より最先端のシャレ男ぶりが痛快なのだ。無頓着な若者に対して進んだド中年の華。
   班の中の紅一点は柔道有段者の前田瞳(忽那汐里)で夏輝の同期、父親を殺した犯人を捜すために刑事になった。この辺はよくある連ドラの通奏低音だが、忽那が随分シャキシャキした大人になった。
   近頃の刑事ものドラマは、役者払底で同じ俳優があっちにもこっちにも出ていてこんがらかる。例えば「MOZU」の西島秀俊と香川照之はWOWOWのダブルスパイものにそっくり出ていた。その点、渡部と佐藤のコンビは新鮮で、事件内容に目新しさは薄いが、コンビのキャラクターは続編を作って定着させてもらいたいくらいだ。(放送2014年5月20日21時~)

(黄蘭)

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