「半沢直樹」になれない唐沢寿明!線細く迫力なし…ちんまりまとまった中間管理職にしか見えん
<ルーズヴェルト・ゲーム 第5回>(TBS系)

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   「半沢直樹」で大当たりしたTBSが似たような企業の中の男の対立劇を作ったが、今回は実業団野球の戦いと並列で描いているのでいささか緊張感が分断する。中途採用から社長になった青島製作所の社長・細川(唐沢寿明)は、イツワ電器の吸収合併話を危うく回避して、東洋カメラから50億の融資を取り付けるが、イメージセンサーの納期を3か月も縮めろと無理難題を言われて大ピンチ。
   試合に負けたら即廃部を宣言されている青島の野球部は、暴力事件で野球を辞めていた沖原(工藤阿須加)がピッチャーで出て、もう一息で予選を勝ち進むところまで来る。この工藤、あの工藤公康の長男!くりくり眼はそっくりだが、工藤は野球はやっていなかったとか。それでも父親の特訓のお蔭で投げる姿はなかなかのものだ。
   このドラマの最大の弱点は主演の唐沢寿明が物足りないことである。線が細くて演技力もイマイチ、「半沢」における堺雅人のような迫力がない。ちんまりまとまった中間管理職のレベルで、どう見ても外様から這い上がってきたエネルギッシュな男には見えない。会長の青島(山崎努)や社長秘書らと一緒に球場で応援する場面でも、唐沢は1人浮いている。そもそも会社存亡の危機に、廃部寸前の野球部の応援に来る脚本にも納得できないし、ライバルのイツワ電器の小意地の悪いピッチャーの描き方や、へらへらした青島の監督の人選も意味不明。今後もあまり期待できそうにない。(放送2014年5月25日21時~)

(黄蘭)

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