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「いずれ衰弱死わかってた」長男餓死・7年間放置の父親!週1、2回コンビニ弁当

   神奈川県厚木市のアパートで先月29日(2014年5月)、男の子の白骨化した死体が見つかり、厚木署は父親のトラック運転手、斎藤幸裕(36)を保護責任者遺棄致死容疑で送検した。死んでいたのは斎藤の長男・理玖ちゃんで、死亡してから7年間放置されていた。

窓に目張りして隠蔽

   調べによると、斎藤の妻は2005年にアパートを出ていき、行き先不明。理玖ちゃんは斎藤が育てていたが、2006年に当時5歳の理玖ちゃんに食事を与えず、死亡させた疑いだ。

   供述によると、斎藤は当時別の女性と暮らしており、初めは週に5日くらい帰っていたが、死亡する2か月くらい前から、週に1、2回程度帰り、コンビニ弁当などを与えた。「この量では足りず、いずれ衰弱して死亡するだろうと思っていた」と話している。

   06年10月に死亡したあとも、アパートの家賃を払い続けていた。「死体が見つからないため」といっており、室内には大量のゴミが放置され、窓はテープで目張りされていた。「子どものことは1日たりとも忘れたことはありません」といっているというが、死なせる前は忘れていたわけだ。

児童相談所また手遅れ!3歳の時に保護してたのに…

   発見のきっかけは、厚木市の児童相談所が中学に入学予定の理玖ちゃんと連絡がとれないため、行方不明届けを出したいと警察に相談したことからだった。相談所は「突っ込んだ調査がもっと早い段階でできれば、もっと早くわかったと思います」と説明するが、過去に何度も確認の機会があったにもかかわらず、放置していたこともわかった。

   04年、当時3歳の理玖ちゃんが路上ではだしでいるところを保護していたが、虐待ではなく迷子と判断した。05年の乳幼児定期検診を受診しておらず、08年に小学校へ通学していないことも把握したが、警察へ報告していなかった。13年2月には厚木市内の所在不明児童をリストアップしたが、理玖ちゃんは漏れていた。

   文科省によると、13年5月の調査で、1年以上居場所がわからない小中学生は705人もいる。

   キャスターの齋藤孝「小学校へ上がる時にわからなかったのでしょうかね」

   相談所はわかっていながら何もせず、さらに6年経った中学入学のときになっての照会でわかった。

   が、それ以前に、いったいこれで親なのか。何ともいいようがない。