自民党・大物OB口揃えて「安倍・集団的自衛権」危ない!戦争知らない政治家が煽ってる

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   新聞各紙からのピックアップで、朝日新聞の記事「自民岐阜『性急すぎる』」を取りあげた。安倍政権が今国会中に閣議決定を目指す「集団的自衛権の行使容認」について、岐阜県連が「性急すぎる」として、県内全42市町村議会議長に、慎重な審議を求める意見書を議会で採択するよう要請したという。

   岐阜選出の野田聖子・総務会長が、安倍首相のやり方に異をとなえたことと関連するのだろう。元村有希子・毎日新聞編集委員は「議論の仕方を見てると、慎重だとは思えないですよね。聞き置いて勝手に進める可能性もある」という。

加藤紘一・元官房長官「外交は机上の空論じゃない。行使のケースは官僚の小細工」

   元村は「むしろ、(岐阜の記事)の隣の元議員へのインタビューの方が読み応えがありました。すごく真っ当なことをおっしゃっていて、なぜ現役の国会議員がこういうことを言えないんだろうという内容がいっぱい入っています」

国会でもっと議論を

   インタビューは元官房長官の加藤紘一氏(74)と与謝野馨氏(75)、元首相の海部俊樹氏(83)の3氏が、集団的自衛権について問う内容だ。加藤は「戦争を知らない政治家が国民を煽っている」「後援会員から聞いた従軍慰安婦の話」「集団的自衛権の行使の例なんかは、官僚の小細工だ」「外交は机上の空論じゃない」「日本を取り戻すというが、取り戻す日本とは何ですか」と手厳しい。

   与謝野は「集団的自衛権という抽象概念で自衛隊を行動させることに賛成できない」「仮に中国が敵だとしても、中国から見て、あいつは信用できるできないというのはあるでしょう。安倍さんにいいたい。外国から見て信頼できる『敵』になりなさいと」

   海部は「集団的自衛権は必要悪だ」「安倍さんは前のめりにすぎる。ひと呼吸おいてからものをいいなさい、と伝えたい」「憲法との関係をきっちりと考えないといけない。解釈改憲は国民にわかりにくい」などなど。

   いずれも、長年、防衛問題にたずさわってきた人たちで、曲がりなりにも戦争を目にした世代だ。安倍の危うさを鋭く突いている。問題は「煽られた国民」がわかるかどうか。

「米艦で邦人救出」以前にアメリカから断られてた!

   キャスターの齋藤孝「こういった議論こそ国会の中でやってもらいたいですよね」

   元村「本当にそうです。自分の胸に聞いてほしい。いま国民からどういう風に見られているか」

   朝日新聞は同じ1面で、「米艦で邦人救出」はアメリカに断られたことがある話だったと伝えた。公明党の協力を得るために並べた集団的自衛権の行使の例は、加藤がいう通り、「官僚の小細工」「机上の空論」で、ああだこうだの議論を聞いているだけで、「これが国会か」とバカバカしくなる。これもまた戦争を知らない世代には、違って見えるのだろうか。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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