2024年 4月 23日 (火)

スーパー銭湯「レジオネラ感染」66歳男性死亡!浴槽から基準超える菌―埼玉・北本

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   埼玉県北本市のスーパー銭湯「北本温泉 湯楽(ゆら)の里」で、60歳から83歳までの男性3人がレジオネラ菌に感染した。3人は先月(2014年5月)18日から21日の間に別々に入浴した。66歳の男性は呼吸困難や発熱などの症状を起こして先月29日に入院し、今月3日にレジオネラ肺炎で死亡した。

5月の検査では異常見つからず

   県の検査で、死亡した男性のタンや浴槽から基準を超えるレジオネラ菌が検出された。所太郎レポーターはこう報告する。「埼玉県条例では、浴槽の循環濾過器を1週間に1回以上洗浄すること、浴槽水は1年に2回検査をすること、貯湯タンクの温度は常に60度以上に保つことなどを定めています。5月の検査では異常は見つからなかったと言います」

   県衛生課の黒崎嘉子氏は会見で「レジオネラ菌によって引き起こされるレジオネラ肺炎が発症するまで約10日前後の潜伏期間があります。咳やタン、発熱などの障害を感じたら、直ちに医療機関の診断を受けて下さい」と注意を呼びかけた。

   所「県は浴槽水消毒のための塩素濃度管理が不徹底だった可能性があるとみて原因を調べています」

風邪に似た症状で手遅れ

   所「レジオネラ肺炎の初期症状は風邪と似ているそうです。風邪と勘違いして手当てが遅れることがあります」

   石原良純(タレント)「レジオネラ菌は、問題となっている中国のPM2.5と同様に空中を浮遊しています。以前、家庭用加湿器でも電気分解で蒸気を発生させるタイプは、危険なのでその水は口に含むなと言われました」

   所「レジオネラ菌の危険は口から入ることではなく、吸い込むことです。熱いお風呂の湯気はもちろん、噴水やジャグジー、シャワーなどの飛沫から体内に入り込むこともあります」

   菌を吸い込むなって言われても、息を止めているわけにはいかない。だから、どうしたらいいんだい?

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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