2024年 4月 26日 (金)

都議会「卑劣ヤジ」!女性議員質問中に「自分が結婚すればいい」「生めないのか」

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   おととい18日(2014年6月)の東京都議会で、みんなの党の塩村文夏議員が妊娠・出産に関する質問をしているときに、何とも愚劣なヤジが議員席からあった。「自分が結婚すればいい」「産めないのか」と言葉を浴びせ、笑いも起きた。塩村議員は笑顔でやりすごそうとしたが、相次ぐヤジに涙声で質問を終えた。

   いったいどの政党の誰がしたのか。自民党席からという疑いが強まっているが、自民党側は「聞きとれなかった」「断定されるのは心外」という。ヤジっておいて、問題になるとこそこそ逃げる。こんな卑劣な議員をこのままにしておいていいのか。

どうやら自民党議員席から…。「いや、聞こえなかった」「らしいというだけでは…」

   塩村議員は「信じられない気持ちですね。いじめみたいに感じた」と話す。司会の赤江珠緒も「単なる嫌味ではすみませんよ。卑劣なヤジ」と珍しく激怒している。「モーニングバード!」が街の声を聞いた。30代女性は「他人の気持ちを考えない人たちがいますね」、60代女性は「なんでこんなことが言えるのか、それが不思議」。みんな怒っている。当たり前だ。

   ヤジったのはだれなのか。塩村議員がとっさに自民党議員団の席の方を見たような映像がある。「自民党都議ですか?」と聞かれて、塩村議員は「そうなると思います」「遠いんですよ。後ろの方だったので、あの辺かなというのはありますね」と答えている。質問席から遠い、議場の出口に近い席にベテランの議員が座る慣習になっているから、自民党の年配議員ということか。

   しかし、自民党議員の一人は「騒々しくて、私には聞こえなかった」と言い、自民党幹事長は「らしいというだけでは返答のしようがない」とかわす。

こんな女性蔑視の都議 辞めてもらおう

   崔洋一(映画監督)「とぼけてはいけない。こうした発言を許すか許さないかの見解をまず述べるのが政治家の責任ではないか」

   吉永みち子(作家)「隣近所の議席には聞こえていますよ。確認できないわけがない」

   問題のヤジはマイクにもしっかり拾われ残っている。特定は可能だろう。

   飯田泰之(明治大准教授)「女性全体への蔑視としてとりあげなければいけない」

   ヤジった本人は分かっているはずだ。大人の責任をはっきりさせてもらおう。この際、辞めてもらうのはどうだろう。議員の資格はない。

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