2024年 4月 20日 (土)

海外メディアもあきれ顔!都議会差別ヤジ「時代錯誤の中傷」「安倍政権に不都合」

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   東京都議会の塩村文夏都議に対する下劣なセクハラ野次を海外メディアも問題にし始めた。アメリカ「ウォール・ストリート・ジャーナル」は塩村氏のインタビュー記事を掲載し、その中で「小学生でさえ誤っていると分かる、時代錯誤の中傷」と批判、イギリス「ガーディアン」は「女性重視の成長戦略を訴える安倍政権にとって、きまりの悪い事態に発展している」と指摘した。

都議会議長、発言者特定の要請『拒否』―同じ穴のナントか?元自民党幹事長

   ヤジは自民党議員の席からあったが、自民党の野田聖子総務会長は「とても不愉快。かりに自民党議員のヤジなら、安倍首相の進めている成長戦略を否定しかねない発言になる」と怒り、石破茂幹事長は「発言者は自ら名乗り出るべき。誰であれ自分でしたと言っておわびすべきだ。かりにわが党であったとすれば、党としておわびをしなければいけない。大変申し訳ない」と語った。

   しかし、都議会の反応は鈍い。塩村都議は20日(2014年6月)、都議会として発言者を特定して地方自治法に基づいて処分するよう吉野利明議長に文書で申し入れたが、吉野議長は発言者が特定されておらず要件が不十分として受理しなかった。塩村都議は「人物が特定できなければ処分できないなんていうことは、地方自治法に明文化されていません。ある程度の絞り込みは可能で、都議会はそれすらやろうとしませんでした」とあきれ顔だ。吉野議長は元都議会自民党幹事長である。

「やっぱり日本は女性の社会進出遅れてる」

   コメンテーターの前田典子(モデル)「いまでもこのような女性蔑視の感覚を持つ男性が議員になれるのは悲しいことですよね。政策論争ではなく、明らかな個人攻撃」

   青木理(ジャーナリスト)「この間、いくつかの海外での報道を読んでみました。日本ではこれまで女性の社会的進出が困難とされていたが、そのイメージをますます強くする視点からの報道が多かったですね」

   おそらく、ここ数日で複数の「ヤジ都議」が追い詰められて名乗りを上げると考えられるが、それでもとぼけ続けるとしたら、自民党そのもののモラルが問われることになる。

文   ナオジン
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