<おやじの背中>(TBS系)
手練れの脚本と芸達者たちで大人のお話…こういうドラマが見たかった!楽しみな10話オムニバス

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   日曜劇場「おやじの背中」のキャッチコピーは「10人の脚本家と10組の名優が贈る、10の物語。」である。オムニバス形式のドラマだ。

   第1話は、脚本・岡田惠和で、田村正和&松たか子による父と娘の物語「圭さんと瞳子さん」だった。共依存の関係にある父と娘は微笑ましくもあるが、少し異常にも感じる。2人の関係の秘密はのちのちわかるとして、お互いを思いやる父と娘の姿は、今の日本人がとうになくしてしまったもののようでもあり、羨ましく思えた。

池端俊策、井上由美子、倉本聰、三谷幸喜、山田太一…

   田村正和は心配していたほど滑舌も悪くなかったので、台詞をちゃんと聞き取れて一安心。さすがに若い頃を自分で演じるのは無理があるだろうと思ったが、それをやりきれてしまうところが正和樣なのだろう。

   田村と松はかつて「じんべえ」で共演し、義理の父娘を演じていた。今回もお互いを「圭さん」「瞳子さん」と呼ぶところから、血のつながらない父娘かと思ったらそうではなかった。あの雰囲気をどこか踏襲しているようでもあり、懐かしかった。

   ワンポイントながら、角野卓造、キムラ緑子、バカリズム、渡辺大もそれぞれにいい味を出していた。

   第2話は坂元裕二脚本で、ボクシングでつながる役所広司&満島ひかりの熱い父娘の話だ。池端俊策、井上由美子、鎌田敏夫、木皿泉、倉本聰、橋部敦子、三谷幸喜、山田太一と日本を代表する脚本家たちの饗宴に期待は高まる。こういうしっとりとした大人のドラマが見たかった。(日曜よる9時~)

(くろうさぎ)

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