50年前のドラマ焼き直し…いまどきスマホ世代に通用するか?暑苦しい青春群像
<若者たち2014 第1回>(フジテレビ系)

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   フジの危機感は並大抵でない。今期のドラマでは66年のこのドラマの他に、「HERO」も「GTO」も焼き直し。よほど新企画のアイデアが枯渇していると見える。で、「若者たち」はどうだったか。「北の国から」の杉田成道を起用して、いきなり昔懐かしい主題歌が古風に鳴り響く。「北の国…」調であるが内容は全然違う。
   一言で言えば暑苦しいドラマだ。5人兄弟の朝食シーンで喧嘩勃発。長男・旭(妻夫木聡)と3男・陽(柄本佑)が長女・ひかり(満島ひかり)の見合い話をはじめ、旭は「お前たちを養ってきたのは俺だ」というと、弟たちは毎度同じ話だとうんざりした顔でまともに聞かない。旭には弁当屋で働く恋人・梓(蒼井優)がいるが、調べるとキャバ嬢もしていることがわかる。2人は格闘技が趣味だ。
   ノペーッと表面的な美しさが持てはやされるこの現代に、まだ左翼右翼の対立が激しかった時代の空気が残る兄弟の葛藤が、果たして受けいれられるのか。次男・暁(瑛太)はムショから出てきたばかりでまだ謎の人だし、ひかりが不倫しているらしい医師の新城正臣(吉岡秀隆)の存在も、今後どう動くかわからない。
   とにかくこれだけ大勢の青春群像を描き分けるのは並大抵でない。今の、途中から見ただけではわけのわからぬ続き物語は、短気なスマホ世代が拒否する可能性無きにしも非ず。旭がリンクに上がってぶん殴られる場面は迫力があったが心情が意味不明である。(放送2014年7月9日22時~)

(黄蘭)

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