田村正和・松たか子「恋人同士のような父娘」男親の理想描いてほのぼの…そんなにうまくいくかなあ
<おやじの背中 圭さんと瞳子さん>(TBS系)

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   田村正和と松たか子の親子とくれば、見る前から感じがわかってしまうが、やっぱり予想した通りの内容だった。脚本は岡田惠和。10人の脚本家に別々のオリジナルストーリーで書かせるシリーズの第1回である。妻を交通事故で無くした圭さん(田村正和)は、OLの娘・瞳子(松たか子)と2人でひっそりと暮らしている。
   少女の時に瞳子が、母親が呼んでいたように父の事を「圭さん」と呼ぶことにして以来、お互いに「圭さん」「瞳子さん」と呼び合う、一見恋人同士のような親子である。ある時、お互いが友人とデートと称して出かけるが、実は2人ともそんな相手はおらず、公園で無聊を託つて帰ってくる。繊細にして思いの深すぎる家族。
   ところが、待ち合わせの場所に父親がちょっと遅れたところ、瞳子はそこに来ていた別の男に一目ぼれして有頂天、ついに結婚することになるというオチである。仲の良い市井の家族の断面を切り取ったほのぼのドラマであるが、田村のようにまだまだ美しくダンディな初老の男が、娘一筋というのはあり得るのか。仕事も現役であれば付き合いもあろうし、娘と2人の夕食にきちんと帰って来られるのか。どうも男の理想を描いているような気もする。
   瞳子は、3枚目で彼女にいい寄る同僚のあしらい方を見ても、結構したたかな面があり、それが、圭の前からさっさと結婚のために出てゆく伏線になっている。松の個性は生かされているが…。(放送2014年7月13日21時~)

(黄蘭)

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