「母親が重たい」苦しむ娘…真綿でプレッシャー「貴女のためを思っているのよ」

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   子どもの頃から実の母親と折り合いが悪く、誰にも言えず悩み続けている女性は意外に多い。「あさイチ」3000人アンケートでは「全てを干渉する」「理想を押し付ける」「愚痴ばかり長々とする」などの娘側からの不満が噴出した。

   有働由美子キャスター「このアンケートの中で実の母と『不仲』が15%、『母親が重たい』という意見が58%ありました」

   母から言われたくない言葉で最も多いのは「貴女のためを思っているのよ」だった。2番目は「何でできないの」、3番目「私のいうことを聞いておけばいいの」、4番目「貴女だけには幸せになってもらいたいから」、5番目「いつまでも面倒見てね」だ。

   美雪さん(仮名)の母は「貴女のためを思っている」が口癖だった。成人して夫になる彼氏を紹介すると、彼の実家が遠いからと母は反対した。それでも美雪さんが抵抗すると、「あなた、私を見捨てる気」「何のために育てて来たのか」「生まなきゃよかった」と言い出した。「貴女のためと言う言葉の裏には、自分が大事で娘をコントロールさせる言葉だと分かったわけです」と美雪さんは項垂れた。

離れて暮らす…「親子も他人のはじまり」と割り切れ

   彩さん(仮名)の母は完璧主義で、彼女は「何でできないの」と叱られ続けてきた。テストで99点だとミスの1点に「何でできなかったの」と叱られ、100点を取っても褒められなかった。20年経った今でも、母の怒る顏や存在からの呪縛が解けないインナーマザー(大人に成っても心の中で自分を強く支配する母の残像)状態が続いている。

   どうしたら母親の呪縛から逃れられるのか。朋子さん(仮名)は2年前に母から離れた場所に移り住んだ。「同居していると自分と母の境界線がなくなって…。離れて暮らして心が成長しました」と言う。そして2年ぶりに母と3時間話した。「まだ本音で話せなかったけれど、少しづつ距離を縮めていきます」と話す。

   中谷文彦アナ「この問題、なかなか解決策がありませんが、気になる意見はあります。『母を他人だと思ってみる』です。親子という関係から、距離感を取ってみるという事のようです。ただ、なかなか難しい課題だと思いますが」

   母娘だから努力すればうまくいくはずと思いがちだが、親子でもまったくウマが合わないということはあるはずで、無理して濃厚な関係を保とうとすると双方とも疲れ切ってしまうということだろう。兄弟だけじゃなく、親子だって他人のはじまりなのだ。

(磯G)

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