土用の丑の日にウナギ、今年が最後?ニホンウナギ絶滅危惧種、中国輸入も終了

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   きょう29日(2014年7月)は土用の丑の日である。キャスターの齋藤孝が「江戸時代に平賀源内が広めたのは有名な話ですが、日本でいつ頃から食べられていたか」と得意のうんちく。万葉集の大伴家持のなかに「夏やせに効く武奈伎(ぶなぎ)」として出てくるのだそうだ。しかし、この真夏の風物詩も楽観できないらしい。

去年に比べてちょっと安めだけど…

   昨年からシラスの激減で高値が根付いてしまったウナギは、今後さらに高くなりそうだという。EU(欧州連合)は2010年に絶滅に瀕しているヨーロッパウナギを原則輸出を禁止したが、環境保護団体などの調査で、一部が中国経由で日本に入ってきていたことがわかった。

お待たせしました

   中国政府は「禁止前に仕入れたもので問題ない」というのだが、これと関連して、昨年3月に中国国内のうなぎ加工業者に対して「日本への輸出証明書の発行は15年1月までとする」と伝えていたことも明らかになった。つまり、来年2月以降は中国からの輸入も止まる。

   さらに、IUCN(国際自然保護連合)は漁獲量が落ち込んだニホンウナギを絶滅危惧種に指定した。養殖用の稚魚が今年は豊漁で一息ついた形だったが、これでまた先が見えなくなった。日本鰻輸入組合も「今後、価格にどのような影響が出るかわからない」という。

成田山新勝寺参道の老舗店「日本の文化ですから守っていきたい」

   能書きはここまでで、司会の夏目三久が「お待たせしましたあ」とはしゃぐ。成田山新勝寺の参道から高野萌レポーターが中継する。「ここには鰻店が60店舗もひしめきあっています」という。近くの印旛沼で獲れたためらしいが、なかで「駿河屋本店」は江戸時代からという老舗だ。

   木下塁社長は「先行き不透明な部分があるんですけど、日本の文化ですから守っていきたい」と模範解答。少し値段が落ち着いたこともあるのだろう。この日は普段の3、4倍の量を準備したという。

   ここでリポーターの役得、カメラの前で蒲焼きにかぶりついた高野が、「うー、ふわふわ」と舌鼓をうっていたが、スタジオは指をくわえているだけ。みのもんたがいた「朝ズバッ!」のころは、間違いなくスタジオでもバクバクやっていたはず。井上貴博アナが「中継の7割以上がうなぎの映像でした」と恨み節。

   あとは完全養殖を待つしかないのか。これもしかし、まだコストが高いというから、ビンボー人のうなぎ日照りはまだまだつづく。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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