2024年 4月 19日 (金)

タイ9人の乳幼児「顔は欧米系、中国系、日本人とのハーフなどさまざま」

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   タイ・バンコクのマンションで9人の乳幼児が見つかった「事件」は、事情がわかるにつれますますナゾが深まっている。代理出産ビジネスの疑いは濃厚なのだが、出産や養育に相当な金をかけており、はたしてペイするのかどうか。カギを握る24歳の日本人男性は依然姿を見せない。

日本人男性は埼玉県出身―カンボジアと二重国籍

   タイ国家警察はきのう11日(2014年8月)、DNA検査で9人の乳幼児の父親は同一人物とわかったと発表した。ただ、それが日本人男性かどうかは、男性のDNAが得られていないのでわからないという。子どもは他にもおり、4人がカンボジアに出国、2人が病院にいて合計15人だ。さらに妊娠中の女性も1人いる。

   子どもたちが見つかったはバンコク市内のマンションは日本人男性の所有で、子どもたちには1人づつベビーシッターがついていた。男性のタイ人弁護士は、代理出産の女性への報酬は65万円(双子に120万円)、養育費は月50万円のほか、病院代も払っているという。弁護士は「裕福な人は財産管理のためにたくさんの子どもがほしいものだ」「子どもに土地も買ってあり、子どもを売るんならそんなことはしない」というが、どこまで本当かはわからない。

   子どもたちに面会したNGO代表は「代理出産であることは明白です。子どもの顔は欧米系、中国系、日本人とのハーフなどさまざまでした」と話す。

   日本人男性は埼玉県出身で香港で会社を経営しているという。4年間に41回もタイに入国しており、先月までに4人の子どもをカンボジアに連れ出している。カンボジアのパスポートも所持しているらしい(カンボジアでは二重国籍が可能。日本では違法)。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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