<プレミアムよるドラマ「おわこんTV」>(NHK BSプレミアム)
テレビ番組制作会社ありそうなドタバタ舞台裏!小泉孝太郎のやり過ぎディレクター、安い手土産で謝罪…

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   番組制作会社を舞台に、そこで働くテレビマンたちの奮闘・舞台裏を描く「おわこんTV」は、水野宗徳の小説「チョコレートTV」をドラマ化したものだ。

   おわこん=おわったコンテンツ。テレビをおわこんにさせまいと奮闘する弱小制作会社「チョコレートTV」の社長・荒巻源次郎を、ハリウッドでも活躍する世界の千葉真一が演じている。ドキュメンタリーのディレクター・三橋圭祐は小泉孝太郎、ドラマプロデューサー皆本加奈子は片瀬那奈、バラエティー総合演出の高橋隼は戸次重幸、バラエティAD篠田岬は福田沙紀、経理担当の蒲田律は市川由衣、バラエティAD木下正治は冨浦智嗣と何ともにぎやかだ。

まんまの「情熱大陸」「熱湯風呂」…NHK的に大丈夫ですか?

   第1話「ドキュメンタリーは真実ですか?(前編)」のメインは小泉孝太郎。彼が演じる三橋は「ジュピター賞」を受賞したこともある優秀なディレクターで、密着ドキュメンタリー番組「熱血ダイアリー」を担当している。ところが、想定台本どおりに撮ろうとする彼のやり方に、取材対象者の有名作家がキレて、ツイッターで「ドキュメンタリーなのに台本がある。ヤラセだ」と告発する。さらに、翌日に放送予定の番組は中止、ドラマの原作も引き上げると言い出し大混乱といったお話だ。

   「チョコレートTV」という社名にあやかり、謝罪の時の手土産は決まってチョコレートだとか、「熱血ダイアリー」のつくりがまんま「情熱大陸」になっているとか、第4話「熱湯風呂は何度ですか?」ではダチョウ倶楽部の上島竜平が出てきたりとか、遊びごころ満載で、テレビ好きにはたまらない。

   サブタイトルは「このドラマ、NHK的に大丈夫?」。いずれフジテレビ系列の番組を制作している共同テレビとNHKのコラボでもあるのか。いや、「あるある」や「ほこ×たて」のやらせ問題が発覚しているフジテレビとでは無理か。おっと、NHKも佐村河内守の「NHKスペシャル」があったっけ。

   映画評論家の水野晴郎じゃないけど、「いや~。テレビってほんとうにいいですね」と言いたくなる。残念ながら、放送は次週で最終回だが、BSプレミアムドラマはしばらく経ってNHK総合で放送することがあるので、そのときは騙されたと思って見て欲しい。こういう番組は制作者こそ見るべきだ。そして、失いつつある番組づくりへの情熱を思い起こしてくれればと思う。(火曜よる11時15分~)

くろうさぎ

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