2024年 4月 20日 (土)

「水やり過ぎる女」「栄養与えすぎる男」植物枯らすのも恋愛しくじるのも…そこが原因だった!

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   春に引っ越して以来、自分の中でちょっとした「植物」ブームが巻き起こっている。これまでまったく植物に興味がなく、サボテンも枯らしてたのだが、自分への挑戦の意もこめて、手始めに実家からサンスベリアを譲ってもらった。

   植物好きの人にはアハハと笑われるほど手入れがいらないものだ。水やりもほとんどしなくても育つ。よく病院や事務所に置いてある縦長の葉っぱが土からそのまま生えているような観葉植物だ。スクスクと育ち、鉢がはちきれそうなほど根が張ったので、株をわけて鉢替えをしてみた。それも順調!

植えては枯らす繰り返し

   植物愛がムクムクと芽生えてきた。続いてお馴染みの観葉植物オリヅルランに手を出した。垂れるツルから葉がいくつかついていたのだが、それは生気を失ってしまったようなのでカット。延びたツルも茶色く変色してしまったが、このぐらいは許してもらおう。だってまだ枯れていないもの。

   ここで勢いを増してラベンダーを購入。2、3日に1度水やりをすればいいと言われ、忠実に守った。だが、どうやら水やりが多すぎたようだ。ピンと張っていたものが次第にシナシナになり、ベランダで日光を当ててやったのだが、時すでに遅し。根腐れとなり、その短い生涯を閉じた。さよなら、ラベンダー。

   次こそは最も簡単なものにしようと迎えた、こんにちはバジルとシソ。これなら実家で昔から家庭菜園で育てていたし、ちょこちょこ水をやっていれば大丈夫だろうと自信満々だった。だが、料理に使えたのもほんの数回、みるみるしおれ最後は茶色い棒に。

   植物育て上手のグリーンフィンガーならぬ、育てたものはみな枯れる私の指はチャコールフィンガーとでも言うべきか。それでも懲りないのが自分でも不思議。熱帯気分を誘う赤い花をつけるアンスリュームをスーパーで見つけたので350円で購入。日光が当たらないスーパーで売られているぐらいだもの、生命力が強く、育てるのも簡単に違いない。本にも水やりは霧吹きで葉に吹きかける程度でいいとある。しかし1か月後、やはりお亡くなりになった。しおれてきたのでベランダに出していたところ、どうやら葉焼けをおこし、さようなら。

尽くすほど離れていく男、ご機嫌取りされて不安になる女

   そんな時、家庭菜園愛好家で知られている俳優さんが番組収録中、植物をすぐに枯らすのには男女でパターンがあると言い出した。女性は水をやり過ぎて枯らし、男性は栄養を与え過ぎて枯らしてしまうという。スタジオの隅でその話をドキリとして聞いていると、出演者の男性の一人が「僕はいつもすぐに栄養剤を土に突っ込んでしまうんです。それが原因だったかぁ」とうなだれた。

   その様子を見て、俳優さんは笑い飛ばしてこう言った。「植物育てるのって、恋愛と同じなんですよ」

   やはり、そうだったのか…。私も出演者の男性もいい年して未婚だ。植物を恋人に例えるならば、女性は相手に「水」という自身の愛や料理、奉仕の精神ではないだろうか。これが相手にとっては重い。そしてこう言われて振られる。「重くて付き合えない」。そう、一番言われたくない「重い女」のレッテルを貼られるのだ。

   植物に「栄養剤」を与えすぎる男性は、ずばりモノ、カネで女の心を得ようとしていることに言いかえられる。女の機嫌をとるのにちょっとしたプレゼントを贈ったり、反省の意として食事に誘いだすタイプ。これじゃ女は満足しないし、本当に愛されているのだろうかと不安になり、やはり心は離れていく。ちなみに、教えてくれた俳優さんは子煩悩でも知られている。

   あぁ、植物をまともに育てることができない人は、愛も育てることができないのか。この猛暑の中、なんとか命を保っているサンスベリアぐらいはまともに育ってほしい。

モジョっこ

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