シリアで拘束の日本人男性「名前はハルナ・ユカワ。軍事会社をやっている」

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   日本人とみられる男性が16日(2014年8月)、内戦が続くシリア北部のアレッポでイスラム過激派組織「イスラム国」に拘束され、地面にあお向けにされて尋問を受ける姿がインターネット動画サイト「ユーチューブ」で公開された。

   男性は頭から血を流し、ナイフを突き付けられながら「ハルナ・ユカワ」と名乗っていた。

銃を携行!「CIAだろ。なぜ武器を持っているんだ」

   英語で交わされた尋問のやり取りは次のようだった。

どう出てくるか
「どこから来たのか」
「日本」
「日本じゃないだろう。どこから来たんだ」
「日本」
「なぜここにいるんだ」
「仕事で。写真の仕事」
「そんなわけない。写真家がなぜ銃を持っている。CIAだろ。兵士だ」
「違う、違う。兵士じゃない。医者だ、アメリカの」
「とにかく何で来たんだ」
「軍事会社をやっている。人は殺していない。ただ、武器を持っているだけ」
「何で? 何でここにいるんだ」
「私は兵士じゃない」

   映像はここで終わっている。ヨルダンで業務を行っているシリアの日本大使館は対策室を設置して情報の収集にあたっているが、シリア情報省からの情報では拘束された日本人男性は1人で、年齢やいつ拘束されたかは分かっていないという。男性がいつ何の目的でシリアに入り、なぜ銃を持っているのかも不明で、スパイの嫌疑をかけられても仕方がない状況だ。

拘束の狙い―「見せしめ」か「身代金」か

   シリア情勢にくわしい東洋英和女学院大の池田明史学長によると、過激派の「イスラム国」は、レバントとよばれ東地中海一帯にイスラム原理主義に基づいた宗教国家を樹立しようと政治的、軍事的運動を展開している組織で、現在はシリア北部の国境地帯を支配しているという。

   キャスターのテリー伊藤「イスラム国がどういう形でこの日本人男性を利用していくかですね」

   池田学長「現在、彼らはイラクにおいて守勢に立たされており、警戒心が強い。今後の動きとしては2つが考えられます。一つは一種の見せしめにする可能性。もう一つは身代金要求のために拘束した可能性です。どちらなのかは判断できません。日本政府の対応としては、情報収集に徹するしかないでしょう。それにしても(日本人男性は)疑惑を強めるようなやり取りで非常にまずいです」

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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