2018年 7月 21日 (土)

広島・土石流直撃の住民に電話取材「あわてて2階に避難」「朝になったら茶色の世界」

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   けさ20日(2014年8月)の「とくダネ!」は番組内容を大幅に変更して、2時間近い放送時間のほぼすべてをつかって、未明に起きた広島市の大規模土石流被害の生中継に当てた。

   土石流の直撃を受けた広島市安佐南区と安佐北区は中心部から車で約20分ほどの住宅地だ。「とくダネ!」のスタジオから被害現場にいるテレビ新広島の東條大祐記者に呼びかけるが、映像は届いているが音声がうまくつながらない。現場スタッフも大混乱だ。

「たちまち道路が冠水して水と土砂が押し寄せいてきました」

   安佐南区八木地区のマンション8階住む寺本さんに電話がつながった。司会の小倉智昭が「土石流が発生する直前、天候はどうでしたか」と聞く。「もの凄い雨が降っていました。しばらくして下を見ると、道路が冠水していて、住宅にも水と土砂が押し寄せ茶色の世界になっていました」

まさかここまでとは…

   土石流が発生した山際の2階建て住宅に住む田中さんは、「うちには水が玄関まで押し寄せてきました。これは危ないと思い、主人と一緒に2階に逃げました」

   土石流は1か所だけでなく、いく筋にもなって住宅街に押し寄せたらしい。崩れ落ちた住宅の中にいる家族に声をかける救助隊員の姿がある。東條記者は「この家には家族3人が住んでいたそうです。そのうちの母親と子供から救助隊員の声に反応があったようです」と伝えた。

   小倉「土石流が発生したのは何か所なの。その近くにいた住民は無事なの」東條記者「山の上に通じる道はあります。しかし、その道路が陥没して、緊急車両が入れず孤立している住宅が何か所かあるようです」

「目の前のアパートが跡形もありません」

   被害住民とまた電話がつながった。女性だ。「マトバといいます。最初の土石流は午前3時頃に起きました。うちの上にある住宅が押し流され、うちの近くで止まって土石流の防波堤となり、うちは押し流されず済みました」

   小倉「ご近所の様子はどうですか」

   「うちの前にも住宅がありますが、声をかけても反応がありません。近くには4世帯が入居していたアパートがありましたが、いまは跡形もありません」とマトバさんは伝える。

   ヘリからの映像を食い入るように見ていた気象予報士の天達武史は、「いまは広島は雨が止んでいますが、雨が止んだ後に新たな土石流が発生することがあります。何か変だと感じたら、即座に避難して下さい」と警告した。

   コメンテーターのデーブ・スペクター(テレビプロデュサー)「これから自衛隊なども出動するのでしょう。被災した人は雨でここまでの被害が出ると思ってもいなかったでしょうね」

   番組終了直前の集計では、死者8人、行方不明13人以上となっていた。

文   ナオジン | 似顔絵 池田マコト
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