聖女の顔の裏に潜む「悪女」広末涼子向き!?美人だけどどこか蓮っ葉な印象にピタリ
<聖女 第1回>(NHK)

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   このドラマの作り手の中に広末涼子ファンがいるのではないか。妙に彼女の顔のアップを撮る。確かに彼女は美人だが、役柄に関わらず、どことなく地に蓮っ葉で下品なところがあり、「聖女」というには無理がある。だから、殺人や詐欺や殺人未遂で疑われている悪女部分が透けて見える今回の女は向いているのかもしれない。
   新米弁護士の中村晴樹(永山絢斗)は、テレビで逮捕された女・肘井基子(広末涼子)の顔を見てギョッとする。秀才の兄に比べられてやる気をなくしていた高校生の頃、家庭教師に来た女子大生の緒沢まりあ(広末二役)の指導のお蔭でメキメキ勉強ができるようになり、東大法学部から一発で司法試験に合格する。その家庭教師が肘井とそっくりだったのだ。緒沢まりあは晴樹と愛し合った直後、突然来なくなって、9年が経っていた。これがプロローグである。
   ラブサスペンスという触れこみの大森美香のオリジナル脚本だが、現実の3面記事に出てきた練炭殺人の木嶋佳苗や昏睡強盗犯を髣髴とさせる。男にたかり、男を手玉にとって生きていた女が、純愛の男性に出会って自己変革を遂げるのか?思わせぶりに宗教画の「聖女プラクセデス」が登場するしドラマ全体に作為が見えすぎ上等とは言えない。2回目からは基子の弁護人になった晴樹の葛藤が始まる。弟の順調さに気おされて引きこもりになった晴樹の兄・克樹といい、脇の人物がみんなステレオタイプでつまらない。(放送2014年8月19日22時~)

(黄蘭)

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