<アオイホノオ>(テレビ東京系)
暑苦しい柳楽優弥より気になる岡田斗司夫の『業界暴露』実名登場のヘンな人物のヘンな行動…あれってホント?

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   柳楽優弥の地上波連ドラ初主演作というので見てみた。ご存じとは思うが、柳楽くんは2004年、映画「誰も知らない」で第57回カンヌ国際映画祭男優賞を受賞した俳優である。史上最年少の14歳というので話題になった。

   そうか、もう10年になるのか。あの映画はほんとに衝撃的だった。その後、車のCMで爽やかな高校生となっているのを見かけたが、それからあまり目に触れなくなっていた。いくつかの映画やドラマに出ていたようだが、私はマニアックな方じゃないのでマイナーな作品は見ていないのだ。

「このドラマに登場するのは基本的にすべて実在の人物です」

   で、どうかと言うと、このドラマの扱っている世界がまさにマニアックな漫画オタク、アニメオタクの言わば「仲間内」ものなので、私から最も遠い世界なのである。正直、「すいません、ついていけません」だ。プロの漫画家を目指す焔モユル(柳楽優弥)を取り巻く大阪芸術大学の80年代青春群像である。

   だが、しかーし、もうひとつ気になる点があったのだ。それはあのオタキング・岡田斗司夫とその仲間が実名で出てくることだ。オタクとしての岡田斗司夫はよく知らないが、じつは「朝日新聞」の「悩みのるつぼ」回答者の中で岡田さんの回答が一番好きなのである(美輪明宏の回答もおんなじくらい好きだけど)。また、著書「フロン」の中で、「家庭から夫をリストラすべし」という結論に達したので自分で自分をリストラしてしまった(つまり離婚してしまった)と書いていたので、「ヘーエ」な人だなあと思っていたのだ。

   原作のコミックにもわざわざ「この物語はフィクションである」と記されているそうだし、ドラマの最後にも「実在の人物・団体等の名称が一部登場するが、あくまでこの物語はフィクションです。……」と断り書きが出てくる。

   でも当の岡田さんはドラマの公式ページで「このドラマに登場するのは、基本的にすべて実在の人物」と言っているので、つい、ドラマ中のヘンな人物のヘンな行動は本当にあったことだと思ってしまう。

「ひとくせ役者」安田顕やムロツヨシ…どうにも大学生に見えない可笑しさ

   主人公の焔モユルは自信過剰のやたら暑苦しい人物。名前も名前だが、柳楽くんの黒い肌、海老蔵も真っ青の目ヂカラいっぱい、あくまでも濃い顔のどアップに次ぐどアップ、いやー、真夏には向かないぞ。それを中和してくれるのが、モユルが憧れる年上の森永とんこ(山本美月)のふんわりとしたかわいらしい関西弁だ。とんこのガチガチ80年代の髪型が笑える。

   実在の天才クリエイターの役で安田顕やムロツヨシなどの「ひとくせ役者」(私の勝手な命名だ)が出ている。どう見ても大学生には見えなくて、他の学生たちから浮きまくっているけど、平然としたそういうキャスティングが福田雄一(脚本・監督)らしい。(金曜深夜0時12分)

(カモノ・ハシ)

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