オオカミ少年になりかねない「台風避難情報」出しまくり―行政の責任逃れのため?
<台風18号報道と行政の対応について>(NHK総合)

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   またぞろ台風19号が接近中なので、後学のため、行ってしまった18号の時の対応について一言。6日の朝、筆者は滞在していた長野県中部で、台風情報をチェックするためにテレビをつけっぱなしにしていた。今回は広島での土砂崩れに懲りたと見えて、行政から東海地方沿岸部の都市に早くから次々と住民の避難の警報が出ていた。
   小田原市をはじめ鎌倉市などまで住民何万人もに避難の警告とニュースが伝える。長野県でも暴風警報、大雨警報とローカル局のアナウンサーが怖い顔して喋っている。ところが、である。筆者のいるところでは、雨もしとしとと小降りなだけで、風は全く吹いておらず、「どこが嵐だ」と言いたいぐらい気象は大人しかったのだ。長野県中部ではテレビニュースと現実の間に大ギャップがあった。
   つまり、騒ぎ過ぎなのである。たしかに太平洋沿岸部の暴風雨は酷かったのだろうが、南アルプスや今話題の木曽御嶽山のあたりの山々を越えた北側までは、台風の影響は届かなかったと見える。昼ごろになると、雲の間から太陽が覗いて、あっという間にピーカンになった。「オオカミ少年」の寓話ではないが、今回のように何でもかんでも「住民避難せよ」と警告出しまくりが果たしていいのか。どうせ大したことはないのだからと、肝心の時に従わない人も出てくるかもしれない。広いエリアに避難指示を出しておけば、事が起きた時に言い逃れできるとの行政の責任逃れに見えなくはなかった。(放送2014年10月6日早朝~)

(黄蘭)

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