<ボーダーライン 第1回 第2回>(NHK総合)
藤原紀香ネイティブ大阪弁さすが...消防局救急隊の奮闘リアリティあふれ迫力満点!隊員のトラウマ盛り過ぎだけどね

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   ひねた見方をすれば、大阪市消防局の盛大なPRドラマなのだが、個々のディテールが実際のエピソードから採られているとみえてリアリティがあり、迫力満点。PR臭は感じない。公務員で収入が安定しているからと、志はゼロに近いプータローだった川端明(小池徹平)が消防署に初出勤する所から始まり、徐々に一人前の消防士に成長して行く物語だ。かつて父親に捨てられたトラウマがある。
   川端は救急隊に配属されてから、様々な現場で否応なく日本の縮図を見る。1人孤独死した老人、父親に虐待されている母子、生活保護を受けている男たちが、朝から酔っぱらって暴力事件を起こしても、職員は平謝りせねばならない理不尽。若く世を拗ねている彼にはいちいちムカつく現状ばかりである。だが、母子家庭で必死に救急隊で頑張っている松井楓(藤原紀香)も辛い過去を抱えているのに愚痴1つこぼさない。肉感的な紀香が救急隊員というのには多少違和感があるが、彼女のネイティブ大阪弁はうまい。
   筆者もかつて羽田行きのモノレールの中で押されて転倒して右肩脱臼の重傷を負い、救急車で運ばれた。救急隊員はみんな優しくて有難かった。だからドラマの中の隊員たちの苦労が身近に感じられた。ただ、消火隊小隊長の蔭山(筧利夫)も部下を亡くした過去があり余りにも主要隊員がトラウマだらけで、ちょっと過去話が多すぎる。スタントマンなしの俳優たちの演技努力はあっぱれだが。(放送2014年10月4日11日21時~)

(黄蘭)

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