41歳で念願の弁慶役「父を超えたいけど無理かなあ」
【金剛棒】
1981年、8歳で染五郎を襲名した頃から大事に持っていたのが、弁慶が手に持つ金剛棒だ。小さい時の棒は背丈に合わせた小ぶりな子供バージョンになっている。
「この棒で弁慶遊びをいつでもやっていました。41歳になって初弁慶、ここまでかかってしまったのは反省しないとね。花道の揚幕で父(松本幸四郎)が六方を踏んで息を切らせて汗だくで飛び込んでくる姿は本当に格好がいい。この父がやれない程の弁慶を目指します。でも父は超えられない存在ですね」
(磯G)