<妄想ニホン料理>(NHK)
夜食テロ番組の決定版か!?チェコとバリ島の料理人に「かっぱ巻き作れ」あらぁピクルスの肉巻...でも、おいしそう!

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   誤解は発明の母。海外の料理人たちが簡単なヒントだけを手掛かりに、見たこともない日本料理を妄想だけで作りあげていく異文化交流クッキングバラエティーだ。昨年(2013年)から今年前半に放送されたシーズン1に続き、シーズン2がスタートした。

   シーズン2の第1回のこの日のお題は「かっぱ巻き」。海外の料理人たちに与えられたヒントは、「かっぱ巻きとはカッパのロールという意味である」「カッパとは日本の川や池にいるとされる妖怪である」「中心はジューシーで歯ごたえがある」の3つだけ。

   チェコ・プラハの食堂のシェフ、ミレックさん(男性)とユーリエさん(47)は妄想を膨らませ、カッパの代わりにチェコの川や湖に住みつくという妖怪「ボドニーク」を思いつく。そうしてできあがった料理は、ボドニークのトレードマークである赤い帽子と緑のえんび服をトウガラシやレタスで模して、ボドニークを形作った「キュウリのピクルス肉巻き」だった。なんでもボドニークの好物がキュウリのピクルスだそうで、カッパの好物とまさかのニアミスに驚かされる。

食文化の奥深さ再認識

   インドネシア・バリではレストランシェフのランボンさん(男性)が、カッパの代わりに神様がペットに飼っているという聖なる魚「ジュリッ」からイメージした。ジュリッはめったに捕まえられる魚ではないため、よく似たナマズを香草類と炒めてごはんで巻いたかっぱ巻きを完成させる。これまたごはんの巻物という点では、かっぱ巻きと近からずとも遠からず。

   最後に正解を明かされたシェフたちが、「かっぱ巻きってキュウリを切って巻いただけか」「カッパってこんな化け物なの。忍者みたい」と、自分たちの凝った料理と比べて驚きながら大笑い。与えられたヒントだけでは絶対に正しいかっぱ巻きに行きつくことないであろうと思いながら見ていたが、それでもところどころ正解にかすりながら、各国の素材や調理法を生かした独創的な料理が完成していくのはなんとも楽しい。

   スタジオでは料理の再現・試食もあり、番組ホームページではレシピも公開中。最近はやりの夜食テロ的な番組とはまた一線を画する、見ていてホンワカ、料理の面白さ、食文化の奥深さを再認識させてくれる深夜番組だ。(放送10月11日深夜23時30分~)

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