蓮っ葉で下品な大門未知子パワー全開!男どもが束になってかかっても「文句あっか」で一蹴の爽快感
<ドクターX~外科医・大門未知子~ 第4回>(テレビ朝日系)

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   前回シリーズ同様、今回の大門未知子もパワー全開。相変わらず外科医のスキルは凄いが、マージャンはからきし駄目で、蓮っ葉で下品、ただ、人を見る目には抜け目がない。この作品の面白いところは、1点、医学に関しては超シリアスで最先端を勉強しているが、その他の事はまるでマンガであるところ。その絶妙なバランス。
   例えば、医者の名前が「談合坂昇」だったり「海老名敬」だったり、中央高速や東名高速道路のサービスエリアのパクリ。しかし、これはクスッとさせる息抜きのユーモアで、医学界の病巣を鋭くカリカチュアライズさせて描くことの何の支障にもなっていない。ついでに今回の登場人物では、晶(岸部一徳)がフアンの世界的テノール歌手の名前がパバロッティならぬサバロッティだって(笑)。
   総長の天堂(北大路欣也)を批判してきたジャーナリストの四方(松尾貴史)が甲状腺未分化ガンに罹り、困難な手術を派閥の双方が押し付け合う。天堂は別の医師を連れてきて手術させる。結局は未知子が予期せぬトラブルを救うことになるのだが、救った未知子が賞賛されることはない。根底に男たちの女性蔑視があるからだ。
   このドラマではセクハラだのパワハラだのと喚かない。つまり、見かけと違って世間の本音は未だに女性蔑視なのだが、実力があれば「文句あっか」と居直れる。男たちが団体でかかっても、たった1人の女・大門にやられる構図が視聴者に爽快感を与えるのである。(放送2014年10月30日21時~)

(黄蘭)

採点:2
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