ハロウィンの狂騒!クリスマスを超える「定番年中行事」になる予感

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   街にクリスマスツリーがお目見えした。デパートやショッピングモールでは点灯式なるものをやっている。11月になったとたんに内装も一気に赤や緑のクリスマスカラーに変った。その前日の金曜日まではオレンジと黒ばかりだったのに...。そう、ハロウィンだ。

   先週の1日金曜夜(2014年11月)に、仕事終わりで渋谷駅周辺を歩いた。テレビでご覧になった方も多いと思うが、本当に正気の沙汰ではなかった。駅に近づくにつれ、普通の格好をしている方が気恥ずかしいほど周りは仮装の人だらけだ。さらには、ワゴン車に巨大スピーカーを積んで爆音で音楽を流し、その一帯はクラブ化していた。歩道に溢れるほど人がいて、歩いていても地響きを感じる程の重低音が流れ、踊っている人もチラホラ。

   渋谷で缶ビール、缶チューハイなどアルコール片手に歩いている人をこんなに見かけるのは初めてだった。可愛く仮装した女の子が安いビール片手にフラフラ歩いている。もう、ピーヒャララ~の祭りだ祭り。2、3週間ほど前から週末になるとこうした尋常じゃない光景が渋谷で繰り広げられていたわけで、歩くたびにウンザリしていた。でも、これってスゴイんじゃないかと思い始めた。

家族よりも恋人よりも「お友だち」重視

   日本人はクリスマスの過ごし方を「家族→恋人」と方程式を変え、ハロウィンも「子供→大人」と方程式を書き換えようとしている。ただ、そこで面白いのは、クリスマスを家族から恋人に書き換えるのにはメディアの牽引があったのに、ハロウィンは消費者の中で意識が変化するほうが早くて、メディアが追い付いていない状況だということだ。

   一説にはクリスマス恋人化はユーミンの「恋人はサンタクロース」に始まり、JR東海の「クリスマスエクスプレス」の山下達郎の「クリスマス・イブ」で決定づけられたと言われている。どちらも代理店が必死になって仕掛けた様子がよくわかる。

   ハロウィンの定着化はディズニーやUSJのテーマパークのイベントとコスプレ文化の浸透の結果とも言われているようだ。実際に体験した人が自分たちもやってみるという消費者のニーズが先にあるような気がする。メディアはハロウィン風メイクの仕方やメイクレッスン教室などを取り上げて追いつこうと必死である。

そのうち騒がれる「ハロウィンベイビー」

「ハロウィンってクリスマス越えるな」

   クリスマス恋人神話が意識に刷りこまれて30年程が経ち、そろそろ崩壊に近いとも思われるけれど、クリスマスに恋人と過ごせない引け目は未だにある。だから友達で集まって気晴らししようという流れも確実にある。

   ハロウィンに恋は関係ない。目的は友達と仮装して騒ぎ、日常を忘れること。気持ち悪いぐらいに友達が重視される人間関係、コスプレに抵抗もない、しかもプレゼントを買わなくてもいい。これほど今の日本にマッチしているイベントってそう多くはない。

   友達の多さとどれだけ騒いだかを見せびらかして自己満足できるなんて、ハロウィン人気に火が付くのは当然だったのかもしれない。すでにバレンタイン市場を抜いたかと言われるハロウィン市場だが、お金の使い方は少ないかもしれないが、近い将来にクリスマスよりも定番化して騒ぐようになりそうな気がしてならない。

   この夏、妖怪ブームの検証を番組でしたのだが、専門家によると、アニミズムが根底にある日本は現代も妖怪を受け入れやすく、妖怪そのものは元祖ゆるキャラの意義を持つそうだ。ハロウィンにはそもそも妖怪キャラがいるし、コスプレもしやすい。ヒットコンテンツになるべくしてなった。そのうち、クリスマスベイビーならぬハロウィンベイビーなる言葉が生まれちゃったりするんだろうな。

モジョっこ

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