2018年 8月 22日 (水)

<イコライザー>
デンゼル・ワシントンの「必殺仕掛人」昼はホームセンターのおじさん、夜は一転凄腕元CIA

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(C)2014 SONY Pictures Digital Productions. All rights reserved.
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   デンゼル・ワシントンがアカデミー賞主演男優賞を受賞した「トレーニングデイ」以来13年ぶりにアントワン・フークワ監督とタッグを組んだサスペンスアクションだ。「キックアス」のヒットガール役のクロエ・グレース・モレッツが物語の鍵を握る娼婦役で出演し、今までのイメージとは違う魅力をみせている。

ロシアンマフィアのアジトに乗り込みたちどころに征伐

   ホームセンターで目立つこともなく働くマッコール(デンゼル・ワシントン)だが、元CIAのトップエージェントだ。不眠症のマッコールは深夜営業のレストランで読書することを日課としていた。そこで知り合った娼婦テリー(クロエ・グレース・モレッツ)と他愛のない話をしているうちに親しくなり、彼女がロシアンマフィアから酷い仕打ちを受けていることを知る。

   数日後、殴打され顔を腫れあがらせてテリーが現れた。マッコールの怒りに火が付いた。ロシアンマフィアのアジトに押しかけ、わずか19秒で相手を叩きのめした。それきっかけにロシアンマフィアの大ボスが動き出し、マッコールの「戦争」が始まった。

「いよ、待ってました」思わず声かけたくなる痛快さ

   デンゼル・ワシントン演じるマッコールは昼間はみんなに頼られる良いおじさんで、元CIAのトップエージェントなんて誰も気づいていない。眠っていた正義感が少しずつ目を覚ましていくのだが、その段階が実に丁寧に描かれ、アジト襲撃シーンは「李よ、待ってました!」と思わず声を掛けてしまいそうだ。

   マッコールはその場にあるものを武器に戦うのだが、これにはジャッキー・チェンもびっくりだろう。夜の仕事が終わると、何食わぬ顔で昼の仕事に戻っていく。まあ、必殺仕掛人といったところか。

   無敵のマッコールに対抗するマートン・ソーカスの「THE悪役」的な妙演もすばらしい。最後の直接対決はまさにプロVSプロ、実力ほぼ互角。しかし、勝負の分かれ目になるのが...。最後まで関係してくる布石が丁寧に積み上げられ、アクションの凄味を引き立てている。

   PG-12に指定されているくらいだから多少のエグい描写もあるけれど、見終わって残っているのは「美しさ」。80年代のテレビドラマのリメイクものというだけあって、続編も作りやすいだろう。シリーズになる予感大!(全国公開中)

野崎芳史

おススメ度☆☆☆☆

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