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橋下徹大阪市長「総選挙出馬」意欲満々!?やれる時にやらないと...

   「とくダネ!」はきのう12日(2014年11月)は永田町に解散風と伝えていたが、きょうは「突風に変わった」と司会の小倉智昭も目を丸くする。興味を持ったのは、どうやら橋下徹大阪市長が総選挙に出馬するのかしないのかだったようだ。

「公明党にやり返す」大阪、兵庫に対立候補擁立

   きのう会見した橋下市長は「解散した場合、自身の立候補は?」と問われ、「いろいろ考えます。人生なんていつ終わるかわからない。あすあさって死ぬかもわからないので、やれる時にやらないと」と答えた。立候補に意欲満々といった印象だ。

   大阪市長の職はどうするのか。「まあ、ある意味仕方がないです」と言い切った。これまでは「大阪を務めてから」と頑なに国政への進出を否定してきたのだが、大阪都構想が府でも市でも動きがとれない状況にある。国会に乗り込んで突破口を見つけ打というつもりなのか。

   総選挙の矛先は「公明党だ」と明言する。「公明党にやられましたから、このままで人生を終わらせることはできません。終わらせる時には、やられたらやりかえす。1回やっておかないと納得できない」とケンカ腰である。大阪、兵庫の6選挙区に対立候補を立てると明言した。

   2年前の衆院選では、大阪都構想への協力を得るため、「大阪維新の会」は公明党の候補者がいる選挙区には擁立しなかった。その後、公明党は都構想への反対に転じ、両者の対立は深まっていた。橋下の宣戦布告に公明党は「橋下さんがお考えになることですから」と受け流したが、橋下自身が国政に出てくるとなると無視してはいられないだろう。

来週19日に衆院解散、12月2日公示、14日投開票

   あれよあれよという間に年内解散が既成事実となってしまったが、「消費税10%先送り」(毎日新聞)、「来月総選挙へ 消費増税先送り」(朝日新聞)と踏み込んで、投開票日は「12月14日か21日」と日取りまで出ている。安倍首相は17日に帰国するが、この日に7~8月期GDP速報値が発表される。これを判断材料に消費増税のライ姉10月実施か先送りかを決める点検会合が18日に行われ、年内総選挙から逆算すると衆院解散は19日で、12月2日公示、14日投開票というスケジュールが出てくる。日程が詰まり過ぎるので、1週間遅らせる案も出ている。

   小倉「GDP速報値はアベノミクスの効果が現れたよという数値には、おそらくならない」

   笠井信輔ニュースデスク「民間のシンクタンクが出したGDPの速報値があります」と出した数字は2.47%。先月上旬の予測「3.66%」より低い。笠井は「これで解散への勢いがついてくる」と話す。

   アベノミクスが想定した数字が出ない。首相は消費増税を先送りしたい。ただ、自民党内には予定通り10%にすべしという声が強い。それがなぜ解散となるのか。これがわからない。永田町だけがわかっているらしい。