ダンディーな竹野内豊のタクシー運ちゃん、脚本バカリズム...せっかくの仕掛けが色あせる「セリフで説明しすぎ>
<素敵な選TAXI 第5回」(フジテレビ系)

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   ダンディな竹野内豊がタクシーの運ちゃん(枝分ーえだわかれと読む)。脚本はお笑いタレントのバカリズム。この2人が話題になっている読み切りタイムスリップ・タクシー物語である。バカリズムは俳優としても出演していてなかなかの才人。乗せた客の時間を巻き戻して人生の別の選択肢を与えてあげる粋な運ちゃんの話だ。
   今回は行き遅れた女医の美佐子(吉田羊)が勇気を出して婚活パーティーに出席し、そこで万事そつのない看護師の知美に色々してやられ、時間を巻き戻して自分が気になった会社員の関心をゲットする話だ。ところが、実はこの男、一種の婚活詐欺野郎で、会費7000円だけでその日の相手をお持ち帰りする不埒男だったというオチである。吉田羊は「HERO」の女検事役で注目が集まり、同じく知的な職業の役が回ってきたのだろうが、どこか抜けていて適役。
   フィクションの中だけの話かと思っていたら、筆者もある所で中年の婚活パーティーらしきものを目撃して仰け反ったことがある。何でもかんでもスマホの時代、人と人とが会って話してお互いを認め合う人間力が弱くなっているので、業者がビジネスで婚活パーティーを開催してくれなければ相手も見つけられないとは何ともトホホで情けない。
   また、女同士の心の中の敵対心を陰の声で語る手法は、「ファーストクラス」で当てたやり口で安易この上ない。エンタメドラマでも、もう少しセリフの説明なしに描けないものか。(放送2014年11月11日22時~)

(黄蘭)

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